中国南部の二つの洞窟から1万4500~1万1500年前の頭骨などの化石が見つかり、未知の人類の可能性もあると、オーストラリアのニューサウスウェールズ大や中国科学院などの研究チームが15日までに米科学誌プロス・ワンに発表した。
洞窟は広西チワン族自治区と雲南省にあり、それぞれ1979年と89年に最初に化石が発見されたが、本格的な調査や研究は近年になって始まった。頭骨のほか、顎の骨や歯などの化石が4人分以上あり、現代人のホモ・サピエンスに近い特徴と古い人類の特徴が入り交じっていた。
現在有力な学説では、さまざまな人類は最初にアフリカで進化して出現し、約180万年前の原人段階と10万年前以降の現代人段階の大きく2回、アフリカからユーラシア大陸に進出したと考えられている。
研究チームは今回見つかった化石について、原人の末裔(まつえい)に当たるか、原人と現代人の中間段階の未知の人類が進出してきた可能性があるという2通りの見方を示した。
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