夏咲たかおさんの人気TL(ティーンズラブ)「悪ノ花―家なき娘と蜜の檻―」を読んでみました。

人間の内面の汚いところが描かれてるような、シリアスな作品です。

人買いから逃げ出したところを助けられた女の子が、御曹司の大雅に拾われ“りんどう”と名付けられます。それまで極貧でボロボロの生活をしてきたりんどうでしたが、大雅のお屋敷に置いてもらえることに。大きな部屋、可愛い洋服を与えられます。執事・柏葉の教育は厳しいけれど、何不自由ない暮らしに幸せを感じていたりんどうでしたが・・・。

実は、大雅の目的は彼女を体の関係を持つための「お人形」として側に置いておくことでした。

ところが、りんどうはそういった経験がありません。大雅は執事の柏葉に「柏葉。あの小鳥のことなんだけど“鳴き方”を知らないようだよ。」と意味深に囁き、別の意味での教育を施すことに・・・

というストーリーです。

ネタバレになっちゃいますが、この大雅さまには、実は婚約者が。

それなのにりんどうをそういった目的で側に置いておく、心に影がある人物です。

さらに、大雅の側にいるためには、そういうことをしなくてはいけない、と教え込まれてしまったりんどう。かわいそうなことに、大雅の婚約者に激しい憎しみを持ってしまいます。

なんだかドロドロしてますが、ハッピー展開だけのティーンズラブ(TL)では物足りないという人におすすめです。

1巻以降は、執事柏葉も絡む思わぬ展開に・・・というハラハラな展開ですよ。