16/17シーズン終了報告。 | TAKUYAのヨーロッパーアジアー北米 修行記

16/17シーズン終了報告。

 

 

こんにちわ、

ご無沙汰しておりました、

 

自称、サムライスキーヤー 渡邉拓也です

 

まず、初めに

 

サポートしてくださったこちらの2社にお伝えしなければなりません。

 

株式会社テクニカグループジャパン様

 

スウィックススポーツジャパン株式会社様

 

結果を残せず、

本当に申し訳ありませんでした。

 

御社に対し何一つメリットを生み出せませんでした。

 

何かを形にして何かを返さなければなりません。

 

責任をとる、

 

その義務が僕にはあります。

 

日本に帰国した際は、すぐにご挨拶に伺います。

 

どんな結果になろうとも全てを受け入れる覚悟です。

 

今季の活動を深く反省し、

 

次に向けて行動します。

 

16/17シーズン、多大なご支援ご協力いただき

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

続いて、

この冬を振り返ります。

 

16/17シーズンもフランスナショナルチーム(Bチーム)に帯同を許可され、

 

心・技・体 万全な状態でシーズンインを果たしました。

 

 

 

 

しかし、

 

その心・技・体を支える資金という柱が崩れ去ってしまったおかげで、

 

思い描いていたシナリオが真っ白になりました。

 

トレーニング以外の時間は100%仕事に費やして来ました。

一日の睡眠時間は平均4時間だったかな?

 

ビジネスの知識も経験もありませんでしたから、

 

取引き、交渉の流れ

 

さっぱりわかりゃーしません。

 

仕事しながら勉強です。

 

何のツテもないところから

 

アポ取って、

 

営業行って、

 

失敗、

 

笑われ、

 

呆れられ、

 

おまけに

先方には諭される、

 

それでも何とか

 

夢に向かって

資金を用意できたはずでした。

 

ところが、

 

昨年の11月が終わりに差し掛かった頃、

 

手のひらを返されます。

 

嘘だろ?

 

まさかの

 

活動資金ゼロです。

 

結果、

 

戦う環境を整えられませんでした。

 

レースには出場できず、

 

ポイントは更新できませんでした。

 

つまり、

 

最低最悪のシーズンとなったわけす。

 

どん底でした。

 

悔しいとか、悲しいとか、そういう気持ちよりも

 

殺意が芽生えました。

 

自分を殺したかったです。

 

人任せにせず、

 

全部、自分でやればよかったと。

 

決定権は他人に譲ってはいけないのだと。

 

おかげで性格が変わりました。

 

目つきも少し悪くなったかもしれないです。

 

そうか...

これも現実なんだ。

 

そこから自分との対話が始まります。

 

- 夢、諦めるか?

諦めたらずっと楽になるぞ。

どうする?

 

- アホか

どーするも、こーするもねぇーだろが!

何万時間、スキーに費やしてきたと思ってんだよ。

何か方法考えろバカ!

 

みたいな感じで悶々とした日々を過ごしました。

 

たどり着いた答えは、

 

「生き残ること」

 

チャンスを掴むためには、

まずは生き残ることが大前提で

勝つこと、と同じくらい大切なんだと気づきました。

 

 

いつやってくるかわからないチャンスを

いつでも掴めるようにと思い、

フランスのスキー国家試験を受けました。

理由は、来年以降もフランスに長期滞在できるようにするためです。

 

今年はワーホリを使って来ましたが、もう二度と使えません。

就労ビザを取得できれば、これまで以上に自由が利き、活動範囲が広がります。

国家資格を持っているとビザ取得に向けて有利に働くわけです。

 

ならば、

自分のスキルを活かして

生き残ろう!

 

僕はその第一ステップをパスしました。

 

次は

第二ステップです。

 

フランス語の習得が必須です。

ペラペラじゃなくていいんです。

相手が話している内容を6割、理解できて、

少し気の利いた一言を返せるレベルになれれば十分。

 

 

 

 

- やれるのか?

 

- やるしかねぇーだろ、バカ!

 

 

 

 

 

次に

「ラストチャンスに向けて」

 

この厳しい現実を直視して、

それでもなお、勝利への確信を失わないためには、

誰の目にも明らかな「実績」を生み出し逆転する必要があります。

 

本当は

逆転サヨナラホームランを期待する状況に陥らないことがベストなのですが...

 

ともかく今は、

逆転するためにはどうすればいいのか?

その方法を見つけなければなりません。

 

そこでヒントを与えてくれたのが、皆さんご存知、TEDというトークショーです。

 

サイモン シネック氏の

START WITH WHY

 

この講演の内容は、僕に希望とやる気を与えてくれました。

興味がある方は是非、こちらをチェックしてみて下さい。

 

逆転勝ちするヒントは、

「WHY」

 

なぜ 僕は成績が出ないだろう?

 

なぜ 十分な活動資金を生み出せないんだろう?

 

なぜ 得意なターンと不得意のターンがあるのだろう?

 

なぜ 結婚できないんだろう?(これは方向が違うか?汗 ともかく...)


それはなぜだろう?

 

厳しい現実から目を背けてはいけません。

 

 

 

サイモン氏は問います。

「物事がうまく行かなかったときに、あなたはそれをどう説明しますか?」

 

僕の場合、これまでに散在繰り返してやってきたことは、

理想と自分の比較です。

あなたもやったことありませんか?

簡単に言えば、

間違い探しみたいなものです。

理想的な型があったとして、

それと自分の型を比較した時に

「何が違うのか?」

[WHAT] をひたすら探し追求してきました。

それが分かったならば、

次はそれをどうやって

修正するか?です。

多分、方法 [HOW] は2つあって、

 

“一つは、お金を払って解決方法を買う”

 

“一つは、自分で試行錯誤して解決方法を見つける”

 

どちらも試し、時間をかけて検証してきましたが、

解決には至りませんでした。

もしかすると、

(WHAT→HOW を追求しても問題は解決しないのかもしれない)

その疑問が芽生えた時、希望の光が見えました。

目に見える明確なモノにしか興味を抱けなかったこれまでの自分に声をかけるなら、

 

“Don’t think, just feel”

(考えるな、感じろ)

 

と言ってあげたいです。

この言葉は、25歳の頃に自分に掲げたスローガンの一つでしたが、

言葉の響きに惹かれていただけで、その言葉の意味を自分とリンクさせて捉えてはいませんでした。

 

そして、

今の自分に一言アドバイスするならば、

ちょっと語呂が悪いですけど...

 

“Feel, and think again”

感じろ、そしてまた考えろ

 

 

多分、きっと、感じること(FEEL)はWHYの原動力になるんだろうと思います。

“WHY→HOW” を追求したら問題は解決するかもしれない。

WHYを掘り下げていき、そこからHOWを構築する過程を今、歩み始めているところです。

アスリートとして残された時間(寿命)を逆算して考えると

これがラストチャンスになるのは間違いなく、

このプロセスが正しくなければ、選手としての成功は手にできないでしょう。

やるからには成功を掴み取りたいですよね。

 

ならば、

なぜ 僕はスキー選手として成功したいのか?

を掘り下げていく必要があります。

 

たどり着いた答えは、

8歳の頃の自分です。

 

小学2年の頃から思い描いている夢があって、

それを叶えたいんです。

 

 

あの頃の自分がいつも隣いて、何も言わずジーっと見つめています。

 

だから

彼に言ってやりたい。

 

君が目指している道のりは険しい、

思い通りにいかないことばかりで

簡単じゃない、

世界は厳しい!

 

でも、

俺(君)は夢を叶えた!

やりきったんだ!

 

 

 

 

 

 

アルペンスキーのおかげで世界中を旅させてもらって、

 

アルペンスキーのおかけで世界中に家族ができて、

 

色んなモノを、みて、きいて、ふれて、あじわって、

 

毎年、新しい発見があります!

(ポジティヴなことばかりじゃないけど)

 

そして、これからもこの生活を継続できたら嬉しいです。

 

なぜなら、

世界を知れば知るほど日本が好きになっていくからです。

そして、

自分という人間のミッションが定まってきたような、そんな前向きな気持ちも芽生えつつあります。

 

まぁ、それは少し先のお話なので、

 

今はサムライスキーヤーとして、

渡邉少年の夢を叶えるられるように頑張ります。

 

優先事項は、骨と金。

 

やりきれ!自分!

 

 

 

 

押忍

SAMURAI SKIER