なめろぐ ver.2

なめろぐ ver.2

適当にやります。もはや雑記のかおりが。

Amebaでブログを始めよう!
試験4つあるのに、そんなのお構いなしに、というかむしろこんな忙しいときだからこそ、部屋の掃除とかしたくなるんでしょう?
わたしはなんだか日記を書きたくなりました。そして、今。


■文学部ということ、ことばと向き合うこと

今日はとてもへこんでいました。

「なんで私、文学部にいるんだろう」


この質問は私にとって禁忌フレーズ(勝手に名前つけたけど、本当にそういうもの)で。
高校の文理選択ミスったwwwwと悟った瞬間から、
自分の選択を後悔して悩んで辛くならないために自分を常に誤魔化さなきゃいけなくなり、
その結果、「本当に文系だったの?」という問いに行き着くような質問はなるべく避けて、
今現在生きている、まさにその瞬間の自分を正当化して生きてきました。

そうじゃなきゃ、反対を押し切って文系を選択した意味がない、 親にどんな顔したらいいんだろう、

「だから理系にしろって言ったじゃない」

その責め文句に、刺さる言葉に、 耐え切れるような精神力なんて持ってないです。
でも親はわたしのこといつまでも子どもだと思っていて、
そのちっぽけな頭で何考えてるかわかんなくって心配で、それで色々しつこく言うのでしょう。

あのとき視野が狭くなっていたことは認めるし、やっぱり理系にしておけばよかったかなとは思う。今でも。
だけど、だからって、今それを考えて、何をしろって言うんだろう。


文系は役立たずだろうか。
文系の学問は本当にどうしようもなく意味が無いものだろうか。
四年間もの歳月を費やしてやるべき価値なんて無いんだろうか。

本当に?だとしたら――私たちは――いらない、ってことなの?


***


教育学部の先輩であるykeさんと、このことについてちょっとお喋りしてきました。
たまたま学食で会えたのだけど、すぐにでも会いたい、会って色々話して元気になりたいと思っていた人だから、会えてとても嬉しかった。

ストレートに全てを相談なんてできるわけなかったけど、 話せる範囲で精一杯、ぼそぼそ話して。
結局のところ結論は出なかったけど、たくさんヒントをもらった。もちろん元気ももらった。
どうして自分が多少なりとも興味をもって今ここにいるのか、原点回帰してみたらいいのかもしれない。

ykeさんという人は自称メモ魔で、メモ魔初級の私としては密かに尊敬している人です。
とても可愛らしいイラストを描く人(わたしとちょっと似てる?)で、字がとてもかわいらしくて美しくて(ここは似てない)、
食べ物や食べることが好きで(わたしと同じ!)、楽しいこと大好き(わたしも)!!!
文才もあると思うけど、ギャグセンスが抜群で、美的センスや芸術的センスも抜群で、とってもかわいらしい、そう、かわいらしいお人なのです。

心からあんなに笑ったの、久しぶり。
ykeさんと、もっとたくさん話したい。



***


ぼくは作文の力をつけるために文学部に入ったわけじゃない。
たぶんこれは文学部のみんな、全員一緒の共通認識だと思う。

だから、文章力をつけるために文学部で勉強する、というのは違うと思うし、
文学部だから文章上手だよね、というのはおめでたい勘違いだと思っている。

だけどやっぱり、文章を書くのが上手だと嬉しいし、
理系の人たちよりも下手で冗長な文章を書くとへこんでしまう。

なんだかんだ「文学部だから」という妙な肩書きを背負って、
一喜一憂、苦しくなっているのは自分だったりして。



***


本当は英語じゃなくって、太宰治とか夏目漱石とか宮沢賢治とか、
金子光晴とか茨木のり子とか立原道造とか、
そういった人たちの人生をなぞるようにして、 美しい日本語を知りたい、純文学に触れたい、と思って文学部に来たことは秘密。
国文学研究室は、だから今でも羨ましいですよ。



***


「絶対やんないっすwwwwwwwww」とかすっとぼけてたくせに、
今ではがっちがちのsyntaxやってるんだから、人生ってわからない。



***


...安易に「人生ってわからない」なんて言っちゃう大人にはならないようにしよう。自戒。




■路上

路上って言うと、今は「自動車学校...」なんて思ってしまうけど
高校の頃路上と言えば、それは路上での弾き語り、音楽を指しました。

アコースティックギター1本で弾き語りをするミュージシャンの人がいて。
もちろんアマチュアなんだけれど、わたしはその人の音楽がとても好きで、 いつしかその人に恋をして。

その恋がどうなったか――今なら笑って思い出せる。どろどろの結末が待っていた。
傷ついて、傷つけて、ぼろぼろになって恨みだけが残って。

ああ、もうこんなに遠くなってしまった。 駅の階段の下で、地べたに座って歌をうたう人、それを聴くわたし。
17歳。スカートの綺麗なプリーツ、カーディガンの裾、そこからはみ出す手。
寒かったね。話したくて、会いたくて、音楽を聴きたくて――ただそれだけ。

あなたが歌っていた歌、大嫌いになって、辛くて遠ざけていたけど。
今改めて聴くと、いいですね。久しぶりに音楽に救われた気がします。

あなたはまだあの場所で、変わらずに、今日も歌をうたっているのでしょうか。


♪ギルド――BUMP OF CHICKEN