​【前説】カップ戦の申し子


1回戦で山形、2回戦で清水をそれぞれくだし、3回戦に駒を進めたJ3富山。

次の相手は昨年J1覇者のヴィッセル神戸である。


富山在住になって4年目になるが、なぜかこのチームはトーナメントに強い。

昨年の天皇杯も京都に勝って新潟との破天荒なゲームをプロデュースしてくれたし、今年も2度のジャイキリを成し遂げている。

この一発の強さはぜひ新潟に分けて欲しい。


実を言うと、秋田に行く予定だったのだ。

しかしながら、翌日重要な用事が入ってしまい、泣く泣く秋田は断念。

ただ家にいても暇なので、県総まで足を伸ばすことにした。



  ​【試合】ミーハーと騒ぐ夜



遠いっちゃ。

いつも通り10km弱チャリで来ましたよ。


今シーズン4回目の県総なんですけど、客としてくるのは初ですね。

いつもは運営スタッフのバイトとして来てます。

弁当も出て試合を見れて良いんですよ。

ここで稼いだ金を新潟に横流ししてます。



このカップ微妙にロング缶が収まらないサイズ。

マイナスポイント。



鴨肉には目がない人間。

割引されてるし。


スタジアム行って酒飲んで鴨肉食うのが至高だと感じるとはね。

おじさんになったなと。

まだ21なんですけどもね。



アップ開始。

神戸サポ200人くらいいたかな。



ほくりくアイドル部の子たち。

電波が入らないもんで、周りに誰もいないとこ座ってたんですよ。

両隣8ブロックくらい誰もいない場所に。

ずっとスマホ見ててふと顔上げたらこの2人がこっちに手を振ってくれたんです。

シンプルに嬉しかったですね。


いくら仕事とはいえ、スタジアムの端っこでスマホ眺める人にまでファンサするなんて凄いと思いました。



黄昏時のスタジアム。


富山のスタメンは、キーパーが田川。

今瀬、西矢、大迫、川上の4バック、末木、ガブリエルエンリケのボランチ、松岡、高橋、吉平の2列目、そして碓井がトップに入る4-2-3-1のシステム。

ガブリエルエンリケは長期離脱からの復帰。


神戸は、キーパー新井、DFに鍬先、岩波、菊池、初瀬、アンカーに井手口、2列目に山内、井出、そして飯野、 パトリッキ、汰木の3トップという4-1-2-3を採用してきた。


富山に関してはよく分からないが、神戸は思ったより主力を出してきたかなという印象。

3回戦ではあるけど、2カテ違うのだが。



どこ撒いてんねん。



選手入場。


富山ボールで始まった前半は、富山が主導権を握って試合を進める。


12分には高橋のパスに抜け出した碓井がチャンスを作るがスコアには繋げられない。


そうしていると、19分、神戸に先制点が生まれる。

井手口のパスに抜け出した飯野がマイナスの折り返しを出し、最後は井出が流し込んだ。

ワンチャンスを神戸がものにする。


その後も富山がボールを握る。

25分には松岡がゴール左を掠めるクロスを、前半終了間際にも松岡がミドルシュートを狙うも同点弾は奪えず、神戸1点リードで前半を終える。



後半は神戸ボールでスタート。


前半とは変わり、神戸がボールを握る展開。

しかし追加点は奪えずにいると、70分に西矢のクロスがオウンゴールを誘い富山が同点に追いつく。


73分には宮代、本多といった主力メンバーを投入して勝負をかけてきた神戸だったが、スコアは動かずに同点で90分終了。



延長戦に突入する。


拮抗した試合が進む。


決定的なチャンスは100分。

CKの流れからクラスを上げた神戸は、ヘディングシュートに繋げるもクロスバーを叩いた。


そのまま試合は動かず、1-1で120分を戦い終えた。


PK戦は富山サイドで。

ゴール裏の富山サポが圧をかける。


神戸は1人目がクロスバーに当てて失敗。

対する富山は全員が成功し、富山が神戸を下した。


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富山勝利の瞬間。



神戸サポは拍手。

2カテ下のチームに負けてんだけど。

まあこれ以上は言いません。



素晴らしい試合でした。

雰囲気も最高。

両チームの選手、スタッフ、サポに感謝です。

毎試合これくらいの集まって欲しいね。



  ​【後説】ジャイアントキリング


ほんとに1発勝負が強い富山。

次ば札幌とのH&Aに挑むことになる。

J3では唯一の生き残りだし、J1以外でも長崎と富山だけになった。

どうせならプライムラウンドまで行って欲しいなと。


良くて0-2で神戸勝ちだと予想していただけに、中身の濃い試合を見れて大満足でした。



2024.5.25 投稿

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〈次回更新予定〉未定