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Jリーグ勢苦戦の中早々とグループ突破


Jリーグの他のチームが苦戦する一方で、柏レイソルが今年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で成功を収めている最大の理由は、カルロ・アンチェロッティの言うような「良い時期」にチームがいるということなのだろう。過去3シーズンにわたって、今の選手たちと監督は成功以外を知らない時期を過ごしてきた。

ネルシーニョは2010年に柏をJ2優勝に導く。シーズンを通してわずか2敗と、2部リーグを完全に支配した戦いだった。J1に昇格したその翌年は、ただ残留するだけで満足するどころか、太陽王は前年の勢いを維持。J2優勝から2年連続でJ1優勝を成し遂げた初めてのチームとなった。

どんなレベルの戦いであれ、勝利は習慣になるものだ。昨年はACL出場により厳しくなった日程に少々苦しめられる部分もあったが、それでもベスト16進出を果たし、最終的にアジア王者となる蔚山現代に敗戦。国内では天皇杯のタイトルを獲得し、今年のACLの出場権を確保してみせた。

今年の大会に本気で臨んだ柏は開幕から3連勝。伝統的に日本のチームが苦手としてきた韓国と中国でのアウェーゲームを含んでの3戦全勝で、グループの半分を戦い終えた時点で決勝トーナメント進出をほぼ確実としてしまった。

非常に印象的な戦いを見せてきた柏だが、それほど驚くにはあたらない。今シーズンの開幕前にジョルジ・ワグネルにインタビューした時にも、彼はこの大会に優勝することが目標だとはっきり口にしていた。今の柏の選手たちはすでに、間違いなくクラブの歴史上最大の成功を収めた世代となっているが、本当の意味での伝説を残すためにはアジア制覇のタイトルこそが残された最後の1ピースだという意識がある。

2011年のクラブ・ワールドカップ参加もチームのハングリー精神をさらに高める結果となった。12カ月前にはJ2で戦っていた選手たちが突然のように世界の舞台に立ち、ネイマールやガンソといった選手たちと戦うことになったのだから。彼らはこの経験のチャンスをもう一度得ることを強く願っている。今年の大会はモロッコで開催されるため、ACLに優勝が出場権を獲得する唯一の方法となる。

そして、それを成し遂げられるだけの戦力は確実にそろっている。レアンドロ・ドミンゲスはおそらく今年の大会の中でも、そしてもちろんJリーグでも最高の外国人選手だろう。セントラルコースト・マリナーズのグラハム・アーノルド監督は、3月に柏で行われた試合に1-3の敗戦を喫した後、何よりも彼の存在こそが、そして彼の存在だけが両チームの差だとコメントしていた。

だが、柏はレアンドロだけではない。GK菅野孝憲は堅実にゴールを守り、増嶋竜也、近藤直也、大谷秀和らはフィジカルコンタクトを恐れることなく力強い守備を見せる。ジョルジ・ワグネルや茨田陽生らが構成する中盤には狡猾さと創造性があり、工藤壮人、クレオ、田中順也のストライカー陣はゴールがどこにあるかをよく分かっている。

昨季のJリーグでベストの2チームだった広島と仙台も質の高いスタメン11人をそろえてはいるが、柏ほどの選手層はないと言うべきだろうし、経験の面でも柏には遅れを取る。仙台に至っては今回が大会初出場だ。

浦和は戦力面ではもちろん充実しているが、2008年準決勝でG大阪に敗れた時以来ACLには参加していなかった。もう一度アジアのビッグクラブとして君臨することに執念を燃やす一方で、まずは国内での支配力を取り戻すことにも力を注いでいるようだ。

他のチームがアジアでの戦いに集中し切れずに苦しむ中、柏は目標を確かに視野に捉えている。そこに手が届くと考えられる理由は十分にある。


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