<1位予想>オリックス
▼評価
- 先発:★★★★☆
- 救援:★★★★☆
- 攻撃:★★★★★
- 監督:★★★★★
▼主力(ローテ候補・40試合以上登板候補・スタメン候補)
- 先発:宮城、山下、田嶋、山岡、東、曽谷、カスティーヨ、椋木、エスピノーザ
- 救援:平野、山﨑、宇田川、阿部、小木田、山田、比嘉、マチャド
- 捕手:森、若月
- 内野手:頓宮、太田、宗、紅林、セデーニョ、ゴンザレス、宜保、野口
- 外野手:西川、中川、杉本、野口、福田、池田、廣岡、トーマス
▼講評
- 山本・山﨑福が抜けても、先発はリーグトップクラスの陣容を誇る。山本・山﨑福が投げた46試合は、5本柱でカバーしたい。5人で40試合分をカバーできれば上出来。
- 宮城:22試合→25試合(+3試合)
- 山下:16試合→23試合(+7試合)
- 田嶋:13試合→23試合(+10試合)
- 山岡:12試合→22試合(+10試合)
- 東 :8試合→18試合(+10試合)
- 救援は序盤がやや不安だが、それぞれヒギンス、ビドルにおんぶにだっこだった21,22年を思えば十分な布陣。平野の衰えがやってきたとしてもいかようにもなる。マチャドは球速表示ほどに打者が苦労していないところを見ると制球や変化球が重要となる。
- 野手は西川の加入でさらに層が厚くなる。太田はもちろん、二軍ではやることがないクラスの野口、池田、次いで廣岡あたりがスタメン争いに割って入ることを期待したい。不安は頓宮とサード(宗)。頓宮は最低でも.260以上を維持してほしい。サードは宗以外に本職として調整している選手が見当たらず、昨季の打撃が続くようなら野口、ゴンザレス、(太田)あたりにレギュラーを奪ってほしい。
- キーマンは東。宮城・山下・田嶋・山岡は怪我さえなければローテを皆勤で回れる。東が5人目として20試合前後・100回前後を消化してくれれば、ローテはかなり安定してくる。
<2位予想>福岡ソフトバンク
▼評価
- 先発:★★☆☆☆
- 救援:★★★☆☆
- 攻撃:★★★★★
- 監督:★★★☆☆
▼主力(ローテ候補・40試合以上登板候補・スタメン候補)
- 先発:有原、モイネロ、和田、スチュワート、大関、東浜、石川、大津、板東
- 救援:オスナ、津森、藤井、松本、又吉、ヘルナンデス
- 捕手:甲斐
- 内野手:山川、中村、牧原、三森、栗原、今宮
- 外野手:近藤、柳田、周東、柳町、ウォーカー
▼講評
- 手薄な先発陣を野手陣でカバーできるか次第。優勝するとしたら、救援陣と野手陣で先発を介護した21,22年のヤクルトのような戦い方になりそう。
- 野手陣はもちろん山川の出来が大きな鍵を握るが、近藤・柳田の出場試合数も気になる。昨季2人が全試合出場したのは出来過ぎで、おそらくそんなことはもう二度と起きない。単に山川の加入分だけ上積みと考えるのは早計。
- キーマンはモイネロ。モイネロが勝てる投手にならないと、連敗を止める投手がいない。裏ローテクラスの投手が何人いても安定した戦いにはならないし、ポストシーズンが苦しくなるのは西武が証明している。
<3位予想>埼玉西武
▼評価
- 先発:★★★★★
- 救援:★★★☆☆
- 攻撃:★☆☆☆☆
- 監督:★★☆☆☆
▼主力(ローテ候補・40試合以上登板候補・スタメン候補)
- 先発:高橋、今井、平良、隅田、松本、与座、武内
- 救援:増田、甲斐野、佐藤隼、豆田、平井、アブレイユ、ヤン
- 捕手:古賀
- 内野手:外崎、源田、アギラー、中村、佐藤龍、渡部、元山
- 外野手:コルデロ、西川、金子、栗山、若林
▼講評
- 3〜5位は全く分からないので、ワンチャン優勝しそうな順に並べた。
- 先発陣が4番手まで厚いのは誰が見ても明らか。増田が復活し、アギラー・コルデロが当たれば優勝争いの可能性はある。
- キーマンは松本。4本柱には遅れをとっているが、もう少し安定感を増せばさらに磐石の先発陣となる。
<4位予想>千葉ロッテ
▼評価
- 先発:★★★☆☆
- 救援:★★★☆☆
- 攻撃:★★★☆☆
- 監督:★★★★☆
▼主力(ローテ候補・40試合以上登板候補・スタメン候補)
- 先発:小島、種市、佐々木、西野、メルセデス、中森、ダイクストラ、美馬
- 救援:益田、坂本、西村、澤村、澤田、横山
- 捕手:佐藤、田村
- 内野手:ソト、藤岡、安田、友杉、中村、茶谷、上田
- 外野手:荻野、岡、山口、高部、角中
▼講評
- 佐々木が山本由伸級の活躍をし、日本人野手で正真正銘のレギュラーと呼べる存在が数名出てくれば優勝争いも見えてくる。
- キーマンは佐々木。上位をうかがうには25試合程度先発登板するのが必須。
<5位予想>北海道日本ハム
▼評価
- 先発:★★★☆☆
- 救援:★★★☆☆
- 攻撃:★★★☆☆
- 監督:★☆☆☆☆
▼主力(ローテ候補・40試合以上登板候補・スタメン候補)
- 先発:伊藤、加藤貴、山﨑、上原、バーヘイゲン、北山、鈴木、金村、根本
- 救援:田中、玉井、河野、池田、宮西、福田俊、石川
- 捕手:伏見、清水、進藤
- 内野手:マルティネス、清宮、野村、レイエス、上川畑、加藤豪
- 外野手:松本、万波、スティーブンソン、五十幡
▼講評
- 監督が中嶋なら3位は十分狙える。言い換えれば、監督の判断の余地が少なくなるようにレギュラー格が安定して試合に出続けることが必要。
- 先発候補として期待できる若手が多数いるのに、先発候補としてバーヘイゲンを呼び戻したフロントの判断は甚だ疑問。金村を救援転向させようとしているのは正気かと思う。
- 救援陣は今のところ絶対的な存在がいないのが苦しい。池田あたりを同点〜ビハインドに回せるくらいの選手層が欲しい。あとザバラは絶対に通用しない。
- キーマンは野村。野村が上位打線不動の存在になれば軸ができるし、監督が余計な采配をせずに地に足をつけた野球ができる。
<6位予想>東北楽天
▼評価
- 先発:★☆☆☆☆
- 救援:★★★☆☆
- 攻撃:★★★☆☆
- 監督:★★☆☆☆
▼主力(ローテ候補・40試合以上登板候補・スタメン候補)
- 先発:早川、岸、田中、ポンセ、荘司、内
- 救援:則本、酒居、宋、鈴木、渡辺、ターリー
- 捕手:太田、石原、安田
- 内野手:浅村、小深田、村林、フランコ、茂木、鈴木、阿部、伊藤
- 外野手:島内、辰己、岡島
▼講評
- 先発の顔ぶれが寂しすぎる。この状況で則本を救援転向させたのはあまりにも不可解。
- 救援陣はある程度の陣容は整っているが、絶対的な存在がおらず、7回から9回までの3イニングを3人ともきっちり0に抑える期待ができない。3年連続フル回転した安楽の穴は大きい。
- 野手陣もあまり顔ぶれが変わらない。毎年外国人さえ当たればと言われていたが、今季はついにガチャを回さなかった。
- キーマンは早川。早川がエース格として独り立ちできるかが、今季のみならずこれから数年の楽天の未来を占う。