1週間前、不注意で階段から滑って転けてしまった
折れてない、折れてない、折れてない 自分に言い聞かせる
その直前に、なんとなく階段から転げるイメージが湧いたのだが気に留めることなくスルーしてしまった
病院に行くとかけてるかもだが、折れてはない。そのままということでほっとする
本来なら最後の追い込みをかけたかったが仕方がない
食事にだけ注意を払う
63キロまで絞った
天候は悪い
出発二日前
渡船の船長から状況は厳しい、船は出ないことも覚悟してと連絡があった
この日の為に半年かけて準備をしてきた
ただ6日間、家を空けてまで行くべきなのか
直前まで、現地に滞在していた人からは、魚的にも状況は悪いと連絡があった
1週間前には、ケガをし、船は出ない可能性が高い
流れは決まっていた
逆らってもいいことはない
決断が迫られている
やめた方がいいそう強く感じた
残念ながら取りやめることにした
車を運転しながら泣きそうになる
今までは出るか出ないかわからなければ行く
そういうルールでやってきた
これだけやってきて、やめるのか
それでも決断したのは、早く楽になりたかっただけかもしれない
次の日、天候が好転し始めた
同じタイミングで決行していた人達は磯に乗れていた
だが、磯に乗ることが目的ではない
行ってたとしても、何かトラブルがあっただろう
未練は残るが後悔はない
後日、運転してる時に、飛び出してくるイメージがふと、沸いた。
注意しないとな、と意識を高めた直後、ありえないところからバイクが飛び出してきた。急ブレーキをかけて回避した
たぶん、記録的な魚と出会う
そういうことも同じではないかと思っている

