岡倉天心『東洋の理想』からのメモ4 | 空・色・祭(tko_wtnbの日記)


日本における仏教の第一期は、西暦五五二年、朝鮮から仏教が正式に導入されたときにはじまる。それは飛鳥時代と呼ばれている。七一〇年に最終的に奈良に移されるまで、その地方に首府があったことによる呼称である。そしてこの時代は、アソカ・カニシカによる統合を経て、新しい信仰の水を中国にもたらしたところの抽象的観念論の本源の流れが日本の発展に及ぼした影響をその意味としている。


岡倉天心『東洋の理想』