つまり私は表現をするにあたって、書籍というメディアを使用したい。
本来作品集というものは、著名な作家が出版社の手を借りて出版するものです。
しかし、私自身はアートを書籍という媒体を使って世に発表したいと考えています。
もちろん、人から融資を受けることなどできないわけですから、自費出版という形を取り出版します。
それは、個展を開催するといった一回性の行為よりも多分に有意義ではないか。
私の思うところ、個展というのは、足を煩わせて見に行く過程があるので、それをやや大仰に礼拝的な行為だとするのならば、そういった礼拝的な個展こそ著名な作家の方がするに相応しいと考えています。
一方書籍という複製可能な媒体は、時間場所を問わずより多くの方に見てもらえるという利点がある。
もし、紙に印刷するのが古く、更には費用がかかり過ぎるのならば、電子書籍という形でも構いません。
できれば紙媒体という形で物にしたいですが。
本を売り利益を得ることが目的ではないので、著名ではない作家が無料で個展を主催するように、それらの本を無料で配布してもよいと考えています。
(しかし無料であれば、おそらくは真面目に見てくれない)
それが行先の目標です。
それでは、私はその作品集になにを載せるのかと言えば、先の記事で表明した表現によるものを載せたいと考えています。
その方法として絵やグラフィック・CG・写真・プロダクト・文章といったメディアを使用する。
その更に具体的な構想は、追って記事を書きます。