埼玉西武ライオンズに対して今、思うことを率直に綴るならば、それは「再建と覚悟の狭間で揺れるチーム」という印象だ。
近年のライオンズは、かつての山賊打線と呼ばれたような攻撃的な野球の面影が徐々に薄れ、どこか「守り」に偏ったバランスを模索しているように見える。若手の育成には確かに力を入れており、将来への布石は打たれているが、それが今の勝利に結びついているとは言い難い。ファンとしては、勝ち負け以上に「ライオンズらしい野球」を見たいという思いが募るのだ。
特に2024年シーズン以降、主力の流出や打線の沈黙が目立ち、スタンドからもフラストレーションが感じられる。しかし、裏を返せばそれは「期待の裏返し」でもある。ライオンズはただの地方球団ではなく、長い歴史と多くのスターを輩出してきた誇りある球団だ。だからこそ、今の「低迷」とも言える状況には危機感を持つ。
また、フロントの姿勢にも一言言いたい。ファンが求めているのは、単なる補強や目先の勝利ではなく、「未来を見据えた一貫性と情熱」だ。特定の選手に依存せず、チームとしてどう成長していくのか。育てた選手をどう引き留め、どう輝かせていくのか。そうしたビジョンが明確であれば、たとえ今は負けが込んでいても、ファンは信じてついていける。
西武ドームに通うファンの声援は、勝利だけでなく「希望」にも向けられている。今のライオンズには、再建期を抜けた先に「もう一度山賊になれるのか」という大きな命題が突きつけられている。選手も、首脳陣も、そして球団も、今一度「西武ライオンズとは何か」を問い直し、その答えをプレーで示してほしい。ファンはいつでもその日を信じて、応援し続ける準備ができているのだから。