仕事を終えて外に出るとすこし雨が降っていた。

福島の原発がイカレたことによる影響はどれくらいあるのだろうか。
小さいころ読んだ

「はだしのゲン」

では、雨に放射性物質がたくさん含まれていると書いてあった気がする。

もともとTVや政府なんてハイプなものだけれど、最近の報道には信憑性を感じるものがあまりにも少ないと思う。
それ自体は仕方ないことだけれど、一体どうしたらいいかの答えは見つからない。


夕食はラーメン。
帰りにアイスとお菓子を買って帰る。


仕事を終えてブックオフへ。

「ヒップホップジャパン」

という本とフォトショップの教則本を買う。

知識を入れていくのは喜びだということを、最近になってきちんと実感できている気がする。
なによりも、仕入れた知識は決してぼくを裏切らない。


帰って食事をすませたあと本を読んでいると、なんとなくつけたTVで地震があったことを知った。

23:32に東北地方で強い地震があったらしい。
仙台市などで震度6強だったそうだ。

いったい東北がなにをしたというのだろう。
石原都知事がいうような天罰があるわけはないけれど、もし神様というのがいるなら

「もういいだろ」

なんて言いたくなる。
あまりにもツラい。

孫さんが100億寄付・ジャッキーチェンが全財産なんて言っているけれど、考えてみたら東日本大地震で日本の地震が打ち止めなワケではないはずだ。
これからまた各地で震災があるかもしれないのに、東北にばかり力を注いでしまって大丈夫なのだろうか。

考えれば考えるほど不安がおそってくる。


いまぼくにとって怖いのは、せっかく作った生活サイクルが崩れてしまうことだ。
仕事ができなくなるのが一番怖いのでなるべくきちんと穏やかに過ごさなくてはいけないけれど、そういう努力などを震災は一瞬でなかったことにしてしまうから恐ろしい。

考えれば考えるほど、いまメディアや個人個人が

「がんばって」

なんて励ますのが悪いような気になってくる。

家やクルマが全壊したり思い出の品がなくなった人が、なにをどうがんばればいいのだろうか。
自分の無責任な物言いに恥ずかしくて仕方がない。


朝6時まで仕事。

やはり夜通し仕事の前には少しでも眠っておいたほうがいいみたいだ。
カラダのラクさが違う。
睡眠はやはりすごく大切なモノなのだと実感する。

ずいぶん暖かくなってきたので自転車も快適だ。
朝は人もいないし空気もキレイなカンジがする。

こうやって今まで経験しなかったことをできるのは嬉しい。
日々の生活に喜びは必ずある。

たとえ失敗をして悲惨な目にあっても、それを糧にして進んでいけばいいはずだ。
ぼくはきちんとやり直しができる。


一睡もせず仕事にむかい、16時に終えて帰ってからすこし横になる。
気づいたら20時すぎまで寝てしまっていた。

連続で働くのはあまり苦じゃない。
慣れたらもっと効率がよくなるだろう。

コンビニで買った焼きそばとおにぎりを食べて、録画しておいたロンドンハーツを観る。
勢い的にはこの間観たタレント名鑑のほうが面白かった。

「TVはつまらなくなった」

という意見もあるけれど、それはなにをやっても相対化するか被害者ヅラするバカが多いせいだ。
そんなヤツらが責任も負わずに匿名で文句ばかりいうから

「(文句を)言われる前にやめとこう」

というマインドになってしまう。
自粛というよりも萎縮だ。