ジャンクフードについて考えさせられました。
今日は、久々にDVDを観ました♪
観た作品はこちら。
- スーパーサイズ・ミー/モーガン・スパーロック
- ¥1,166
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肥満が国民的問題となっている米国。その原因の一つとして、マクドナルドを基とするファーストフードが挙げられるのではないか?スパーロック監督は考え、自ら一ヶ月マクドナルドのメニューだけで生活するというものを映画にした作品です。
マクドナルドのメニューでも日本では存在しないスーパーサイズだけに限定し、食べ続けます。米国のマクドナルドのサイズは大きいとは聞いていましたが、ここまでとは!!
(私もグアムに行った時にマクドナルドではないファーストフードに行きましたが、あまりの大きさに残した記憶があります。)
当然の如く、体調を崩していきますが、食生活を国家レベルで変えたいと考える監督の熱意により、1ヶ月の地獄の生活は無事終わります。その結果を根拠に、政府関係者や圧力団体に働きかけている監督ですが、結局どうなったかはわかりませんね~。
ファーストフードの過剰摂取によって肥満になることは医学的にも解明(少なくともこの作品では解明された)されているかと思われますが、それによってマクドナルド等の企業を相手に裁判を起こすのは間違っていると思います。要は食わなきゃいいのだから。さすが米国って感じです。
おもしろ系に分類される作品だと思っていたのに、全然違うので驚きました。まぁまぁオススメの作品ですね。
マーケティング入門
最近、この本を読みました・
- 売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門 (新潮新書 220)/山本 直人
- ¥714
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著者が、長年、博報堂に勤めマーケティングを行っていただけあって、具体的な事例も多く述べられており、入門書としては非常にわかりやすい本だと感じました。
この文献では、①マーケティングとはそもそも何か?、②ブランドとは何か?、③消費者である日本人の変化、④広告は本当に効果があるのか?、⑤テレビにおける広告は強いのか?、以上の5つについて主に述べられています。
以下では、①~⑤について具体的な内容を踏まえるとともに、感想を述べたいと思います。
①マーケティングとはそもそも何か?ですが、この文献においてマーケティングとは「より上手にモノを売っていくために客の立場に立って知恵を使い続けること」と定義されています。そして、マーケティング活動を行うには、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の4つのPの観点で最も効果的な手を打ちだす必要があり、そのため、集積・体系化された知恵を具体的事例に即してマーケティングを学ぶ必要があると述べられています。
実際、昔の日本(高度成長期)は、モノを作ればさえ売れましたが、現在の日本はモノが溢れており、差別化を図らなければ競争に勝つことができずモノは売れません。さらに、昨今の消費者は情報過多の中で賢くなっています。したがって、企業が消費者と良好な関係を築き、差別化を図った商品を売ることで競争に勝つことが可能となる流れになっていると考えられます。
②ブランドとは何か?では、「ブランドの謎」を調べるためにブランド研究を行っていることが述べられています。そして、ブランド研究とは、シャネルやルイ・ヴィトンのような高級品ではなく、130円と150円のお茶を購入する時に人はなぜ150円の方のお茶を購入するのか、同じ性能の車でなぜ外車を購入するのか等といった消費者の心理を研究するものです。
そのような消費現象が生じる理由は、人は検索エンジンを頭の中に持っており、過去の成功(その商品を買っておいしかった、楽しかった等)や失敗(不味かった、すぐに壊れた等)を辿ることで商品を購入するからです。そのため「やっぱり○○にしておこう」という「やっぱり」という考えでモノを購入することが多くなります。つまり、「やっぱり」の検索エンジンの中で消費者の上位に位置づけられるような商品を企業は提供する必要があります。
そして、上位に位置づけられるブランドは性能、利便性だけでなく情緒的満足度(安心できる、ワクワクする等)も高いです。しかし、ブランド力にかこつけて、地道な営業努力を怠ると企業活力がそがれます。ブランドを魔法のように捉えている企業もありますが、ブランドは魔法ではないのです。
何を持ってブランドというか明確な定義はありませんが、大衆の中で我々がやっぱり○○の商品を買うという○○もブランドだし、皆が憧れる高級品もブランドだそうです。そして、そのようなブランドは情緒的満足度や心理的価値が高いです。多くの企業がブランド強化のための部門を設置しているそうですが、上記のことを踏まえブランド力の強化に望んで欲しいです。
③消費者である日本人の変化では、高度成長期に一通り物が行き渡ったことで多様化し、日本人の種類が増加したことが述べられています。
例えば、昔まで、日本の車のCMには父、母、子供全員が揃って登場するというものが当たり前でした。しかし、現在は父と息子だけ、母と息子だけのCMというように、日本の中で父の立場が弱くなっていることを反映するようにCMでも家族が揃って出ることは少なくなりました。旅行キャンペーンでも昔まではキャンペーンガールが当たり前だったのに、今はキャンペーンボーイも使われるようになりました。しかし、これらの変化はリアリティのある現在の日本を反映しており、消費者としても違和感を全く感じていないのが現状のようです。
そして、日本人の種類によって広告を細分化(ターゲットを狙い撃ちにするもの)している企業も多いようですが、あまりに細分化すると採算がとれなくなることもあります。このような時代では、大ヒット商品というものを輩出することは難しいと思われるので、まずは買ってみようと思う商品を生産していくことが重要なようです。
④広告は本当に効果があるのか?では、
⑤テレビにおける広告は強いのか?
銀行経営のベストプラクティス
このブログでの初の書評です。
作品はこちら。
- 脱「常識」の銀行経営―関西アーバン銀行・伊藤忠彦の発想・戦略・施策/前田 裕之
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
本書は、住友銀行から関西銀行に異動した伊藤忠彦頭取が、弱小地銀でしかなかった関西銀行の改革を行い、都市型地銀という新しい銀行経営の姿を確立していくという流れを様々な成功事例を用いて述べていくというものです。
伊藤忠彦頭取は住友銀行から異動してきたので、関西銀行からするといわゆる部外者でしかない存在です。そのような伊藤頭取は、住友銀行時代にリテール部門で多大な実績を残している方であり、関西銀行の現場や取引先等を分析し、改革を行っていきます。本来、親会社から異動してきた人は、改革等に取り組まず、問題が起こらないよう無難に過ごすと思います。しかし、伊藤頭取は徹底した改革を行うというスタンスを取り続けます。関西アーバン銀行が、現在のような都市型地銀の姿を確立できた最初の成功要因は、伊藤頭取のような役員が異動してきたことだと思います。
さらに改革を進めるため、関西アーバン銀行が大阪という大都市に拠を構えるということで、地方銀行ではなく都市型地方銀行という経営方針を打ち出します。そのために、支店数の選択と集中や本店の内装を豪華にレイアウト等の取り組みを行います。伊藤頭取が問題意識を持っていただけでなく、外部のコンサルタント会社に委託して同じ問題を浮き彫りにさせることで根拠を強くし、改革を実行できたという事実は、伊藤頭取の先見の目と現場主義の賜物だと思います。
本書で述べられているベストプラクティスの手法は、規模や立地の関係もあり、他の地方銀行では適用できないかもしれません。しかし、伊藤頭取のような役員が現場主義を貫くという姿勢は大いに参考になると思います。
銀行の中枢部分に携わっている人は、必読の一冊かもしれません。
