Oversleep

Oversleep

結局は夢物語。

Amebaでブログを始めよう!

今日で高校一年目が終わりました。

あんだけ学校辞めたいだの、早くクラス替えしたいだの言ってたのに、終わってみると心に残るこの寂しさは何なんだ!?


…あれか。これが所謂、記憶の浄化作用ってやつか。


担任は新採なので、どうやら今年転勤らしいです。

「みんなが卒業していく姿を見れないのが、一番悔しい」

とか最後のHRで言うから、もう泣きそうでしたよ。意地で泣きませんでしたけど。担任も泣かなかったし。クラスも誰も泣かなかったし。

離任式にならないと実感とかあんまりわかないからなあ。

まあ、プレゼント渡したときはさすがに担任も半泣きでしたが。
プレゼント開けてー、中身見てー。っていったら

「いや、ここでは開けたくない。絶対泣くから家で一人で泣く」

と担任がぬかしおりまして。

まあ、担任にとってはわたしたちのクラスが初めて受け持ったクラスだったわけで。長所も短所もないクラスだったけど、わたしたちはあの人に何か残せたんだろうか。


卒業子去れり窓辺に教師暮れ 林 翔

寒すぎるので明日は学校やすみます。


てか、学校まじでやめたい。

やめたい。

やめないけどね!


もう寒いと心まで荒むよね。

死にたくなるよね。

こんなに寒いのに担任からありがたいお説教いただいたら死にたくなるよね。

あの人感情的に話すからすっげえ嫌い。

その点、顧問の先生の方は淡々と諭す感じだから話聞きやすいし、分かりやすい。

がんばれおれ、たちあがれおれ。

今日の午後は予餞会という、謂わば三年生を送る会みたいなものがありました。

いや、前から知ってたけどね。

うちの学校がおかしいことくらい。

でもまさか生徒会がボカロ歌って踊って、校長がアンパンマンのコスプレして、ビデオ発表も劇もすごくカオスで、なんて誰が想像できるんですか。


一番はまあ、部活の顧問がいい人ぶってたところでしたけど。

騙されないでみんな!詐欺だ!詐称だ!

詐欺師がいるよう!みんな逃げてー!


二年後の予餞会が今から心配です。

いやー、俳句甲子園地方大会の兼題が発表されましたねー。

蠅・梅雨・葉桜
ですって。

んー、むずかしい…。
まず蠅は難関だと思う。

殺生や諧謔は
『やれ打つな蠅が手を摺足をする(小林一茶)』
に詠み尽くされてる。

しかし、新しいずらしっていうのはよほどディベートで語らないと理解してもらえないからな。


そんな感じで今日は俳句鑑賞をします。
ええ、だれがなんと言おうとします。

今日は鈴木しづ子の句。

『夏みかんすっぱし
いまさら純潔など』

これを初めて読んだときすごいびっくりした。俳句でここまで詠めるのかって。

鈴木しづ子の生涯を知っていなくても、この言葉の威力は凄まじかった。

夏みかんは酸っぱいものである。それは、青春や汚れのないものの象徴である。
けど、夏みかんを食べる自分はそうではないのである。汚れてしまっている。
夏みかんを食べようとも、その汚れは洗い流されることなどない。それを知っている作者は、夏みかんの酸っぱさではなく、苦みも噛みしめているのではなかろうか。
―いまさら純潔など、と。

ところで、この『いまさら純潔など』という措辞。これは一体どうとるべきか。
自嘲ともとれる。
諦めともとれる。
世間に対する開き直りともとれる。


俳句はたった十七文字だ。けど、奥が深いのだ。それだけで海底にも潜れるし、大空も飛翔できる。


命を懸けて紡がれた言葉を、命を懸けて読み解こうとする。

ああ、俳句ってめんどくさい。

でもだから俳句ってステキなのである。


朝、登校するときはSAKEROCKのホニャララでとにかくテンションをあげる。

そうやって無理矢理にでもテンションあげないと、一日やってられないから。


帰りは源さんのばらばらを聞いて、変なテンションを通常まで引き下げる。


そうでもしなきゃオーバーヒートしてしんじゃうから。

しにたくない、しにたくないなあ。

無理してでも毎日学校に通えば、いつか、学校が好きになる日がくる気がする。

いつかは、心穏やかに生活していける気がする。

それまでは、しにたくない。と、思う。