皆さんよくご存じのプロ野球日本ハムのピッチャーです。
ハンカチ王子として甲子園で一躍脚光を浴び、現在楽天のエース田中マー君に投げ勝ち、見事優勝。
その後早大に進み、いろいろ悩みながらも、主将の3年の時にはやはり優勝。
そしてますます注目を集めるプロ入り後、何と開幕投手に抜擢され、西武のエースに投げ勝つという見事なデビュー。
その後しばらくは健闘し、5勝をあげるも、やはりプロはそう甘くなく、登板すれば打たれるという最悪パターン。
それでも人気先行でオールスターにまで出場、居場所のないベンチの姿は悲惨ですらありました。
2軍に落ちても出ては打たれを繰り返し、挙句は社会人との練習試合でも打たれる始末。
さすがに今回はしばらく2軍生活かと思いきや、「持っている男」はやはり違います。そう簡単にはへこたれません。というか期待されていることを、本人が一番よくわかっているのです。
私はソフトバンクファンですが、彼には注目しています。
先日のソフトバンク戦で敗戦処理とはいえ、良い投球を見せました。
もしかするとＣＳシリーズでも手強い存在になるかもしれません。
日本ハムは今年からコーチ経験も全くない栗山英樹氏が監督に就任しました。
彼には、他人にはない人心を掌握する能力があるようです。ダルビッシュや岩隈投手が抜け、チームに
競争だけではなく、わずかな時間で全体に、しっかりと信頼関係を作り上げたようです。
斎藤投手も良い監督に恵まれたと思います。これも「持っている男」だからこそかもしれません。
人気だけで開幕投手に選ぶことはあり得ず、信頼してこそマウンドに送り出し、見事それに応える逞しさ。
やはりただ者ではありません。メンタル面の強さは半端じゃないのでしょうね。高校時代から注目されたせいでしょうか。それとも・・・。
ソフトバンクの若い選手には、楽天の田中マー君同様、そういうところは学んで欲しいですね。人間自分に驕ることなく、一流であり続けるには並大抵の努力では維持できないでしょうから・・。
もちろん斎藤投手が一流になれるかどうかはまだまだ未知数ですし、一軍定着すらわかりません。ただ、監督やコーチに信頼されて、必死で結果を出そうとしているのはよくわかります。
このＣＳシリーズで結果を求めるのは酷かもしれませんが、何かを期待したいのは私だけではないでしょう。
日本ハムの斎藤にとどまらず、プロ野球の顔になるためには・・。
でも日本ハムのような信頼関係ができているチームは羨ましいですね。
フロントが加わっているともっと良いのですが、なかなか難しいでしょうね。
何れにしても来週からのCっシリーズは楽しみです。