少し前の話ですが、6月28日にマンホールカード収集ついでに福井県をプラプラしてきましたよ。

まずは敦賀市の国道8号線から分岐し、県道207号線と言う道路を走行。


海沿いの国道8号線から山を一気に登ると敦賀湾が望めます。


その先はと言うと…


そうなんです。
なんとこの道は、北陸本線敦賀~今庄間の旧線を転用した道路なんですね。

北陸トンネルが開通するまでの北陸本線は、山の中腹をなるべく短いトンネルで抜けていた非電化単線の路線だったんです。

なのでこの道は、鉄道線だった頃の名残をかなり長い距離で感じることができます。


トンネル群を抜け切ったところに山中信号場跡地があります。

単線では一定間隔で列車同士の行き違い設備がないと輸送力が確保出来ないため、このように駅ではない場所で行き違い設備があるところを「信号所」と呼びます。
さらにこの場所は平坦ではないため、待たされる側の列車は一旦側線に入りスイッチバックして平坦に造成された側線で待機し、行き違い列車の通過を待つ仕組みです。


山中信号場より勾配を下ったその先に、大桐駅跡地が残っています。

北陸本線旧線廃止から何十年も経ってるはずですが、よく手入れされてますね。


その後は越前市のマンホールカードを求め、パピルス館と言う施設へ行きました。

この地方は平成の合併により「越前市」「越前町」「南越前町」などが誕生したようですが、他県民には隣合う市町村で同じような名前を付けるのはわかりにくく、どこがどこかわからなくて逆効果では?と思います。


越前と言えば蟹ですけど、ここは山の中の越前市ですので、昼食は越前おろしそば(そば100%)を賞味しました。


その次に越前大野のマイヨの里に移動し、大野市のマンホールカードもゲット。

マイヨは冷涼を好む淡水魚のことで、越前大野の伏流水に自生しているとのことでした。


そして帰りの道は、国道157号線「温水(ぬくみ)越え」をセレクト。

最初はよくあるダム沿いの道路でしたが徐々に怪しくなってゆきます。


既に人家は途絶え、進めば進むほど細く荒れた道になります。


そして夕陽の中、温水峠に到着しました。
この先は岐阜県をどんどん南下します。

岐阜県側はカーブがよりきつくなり、所々「洗い越し」と呼ばれる、川が道路の上をわざと流れる仕組みの場所が点在していました。

しかし途中で国道は道路崩落のため通行止めになっており、林道で迂回することに…

なお、林道の方が道幅が広く走行しやすかったのは、酷道界隈ではよくある事例かと🤣


それではまた👋