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TKドラゴンズのブログ

京都御室少年野球チーム TKドラゴンズのブログです。
TKドラゴンズは甲子園出場経験者の会長兼、監督が怪我のない野球にするために最新の練習方法を取り入れて楽しめる野球をしています。

12月4日(日)、第10回きぬかけ杯が小野郷小学校において開催されました。

今大会は、昨年優勝チームの室町少年野球部、アカデミック&スポーツ、京都ルーキーズ、TKドラゴンズの4チームによるトーナメントで争われ、TKドラゴンズが見事9年ぶり2度目の優勝に輝き6年生は有終の美を飾ることができました。
本当におめでとう❗️


書きたいことは山盛りありますが2回ぐらいに分けて書いてみます(笑)

とりあえず、試合を振り返ってみましょう!

一回戦
VS 室町少年野球部
⚪️18ー4(勝利投手 古賀4勝2敗)

抽選の結果、一回戦TKドラゴンズは第一試合で室町少年野球部との対戦となりました。
今年室町さんとは初めての対戦でした。
部員不足で春先は試合ができないということでしたが、ここに来て部員が集まり試合ができるとのことでしたので、昨年の優勝チームということもあり急遽参加がきまったんです。

毎年良いチームを作られるので、非常に不気味な存在でした。

では、振り返っていきましょう。

この試合の先発は予定通り古賀。
前日の練習でも制球が定まってなかったのだが、本番で上手く力を抜かすことができれば必ず良いピッチングをしてくれると確信していた。

対戦相手が決まり、私は古賀に「思いっきり投げる必要はない。ふわ〜っと投げてれば勝てる」と言った。

一回表、本当にふわ〜っと投げて三者三振でチェンジ!
古賀のこんな立ち上がりは初めて見た。
加減してストライクとれるがな!

これ以上ない立ち上がりで一回裏の攻撃。
強烈にやってくれました!

先頭1番金城が四球を選ぶとすかさず盗塁。
2番加藤がセンターオーバーのツーベースを放ち、あっという間に先取点をもぎ取るともう止まらなかった。

3番古賀が四球、盗塁で二塁三塁として4番河野の強烈な打球がセンター強襲ヒットとなり2点を追加。

5番夏原、6番池本が連続四球、7番児島は三振(ありゃ)、8番櫻井は相手エラー、9番細川は四球、1番に戻り金城がレフト前ヒット、3番古賀、4番河野、5番夏原が連続相手エラー…
いきなり12点の猛攻で初回で試合が決まった。

四回表にはショート加藤→セカンド細川→ファースト河野、いわゆる6ー4ー3のダブルプレーが決まった。
少年野球では滅多に見ないダブルプレーの形である。
練習の成果を出してくれた。

古賀はふわ〜っと投げて、若干のエラーもあり4失点したが、完投。
二回以降、代打で出た杉本、池本、櫻井、細川の効果的なヒットなどで6点を追加。
6年生の杉本は最後のきぬかけ杯でヒットを打ってくれた!
杉本には今シーズン控えに回ってもらっていたが、素晴らしいヒットだった。

四回終了時点で18ー4。
時間切れでゲームセット。
TKドラゴンズが決勝進出を決めた。

古賀は今シーズン4勝目。
金城、加藤、河野が2安打し合計10安打。

初回の攻防が全てだった。

古賀は二球ほど全力で投げたが、後は気持ちをぐっと押さえてストライクを取りにいき完投してくれた。
池本、細川のダブルストッパーを使うことなく完勝した。

取れる時は手を緩めず点を取りに行くTKスタイルを貫いた攻撃陣も素晴らしかった。


ここで試合予定変更

この日、雨が心配されていました。
予報では午後から雨。
3時過ぎには確実に降る予報でしたので、決勝戦を3試合目に行い、三位決定戦を4試合目に行うことがきぬかけ杯実行委員長の判断により急遽決まりました。


決勝戦
VS アカスポ
⚪️10ー0(勝利投手 加藤9勝4敗)

京都ルーキーズとの激しい戦いを制し、予想通りアカスポが決勝に上がってきました。

アカスポさんとは今シーズン3勝1敗。
夏のきぬかけ杯で勝った後、練習試合で一度負けてるんです。
夏以降、部員数を100名まで増やし急速にチーム力を上げてきたアカスポは今大会最強の対戦相手でした。


それでは振り返っていきましょう。


決勝戦の前、選手を集めて私は最後に言おうと思っていた台詞を言った。

「勝ったらお前らの手柄、負けたら俺の責任。打ったらお前らの手柄、打てなかったら俺の責任。アウトにしたらお前らの手柄、エラーしたら俺の責任や。
お前らが失うものは何もない!目一杯やってこい!」

選手達みんなの緊張感を私はこの大きな身体で全て引き受けるつもりだった。その結果、決勝戦前に一番緊張してしまったのは、私ただ一人だった。オイオイ💦

本当にすごい試合をしてくれた。


アカスポに一度負けているエース加藤はリベンジに燃えていた。
アカスポ戦に先発を志願したエースは、炎のピッチングを見せる。

一回表、加藤は先頭打者をピッチャーフライ、2番を三振、3番をセカンドゴロに打ち取り三者凡退でベンチに帰ってくる。

エース加藤、最高の立ち上がり。
マウンド上で気迫がみなぎっている。

行けるぞ、行ける!

一回裏、ワンアウト後2番加藤が四球で出塁。二盗を決めた直後、3番古賀がセンターオーバーに先制タイムリーツーベースヒット!

先制パンチ。
これは効く。

続く4番河野はライトオーバーのタイムリーツーベースヒット!

二本のロングヒットで2点。

ツーアウト後、6番池本のサードゴロエラーで河野が帰り
初回3点をもぎ取った。

この3点はとてつもなく大きい。

二回表、ワンアウト後、5番打者の強烈なサードゴロを櫻井が身を呈してキャッチ!
ナイスサード!
フィールドに選手達の声が響く。
野手の集中力がグングン高まる。
その後四死球で二人のランナーを出すも加藤は0に抑える。

完封したる!
加藤の心の声が聞こえる。
ますますエースに気迫がみなぎってくる。

二回裏、0。
3ー0。

三回表、ワンアウト後、アカスポの1番にレフトオーバーされるがレフト池本→ショート細川→ファースト河野の連携プレーでファーストベースをオーバーランしたランナーを刺す!
続くバッターをピッチャーゴロに打ち取りこの回も0。

アカスポの1番には夏のきぬかけ杯でホームスチールを決められている。
足に自信があるのだろう。
しかし、TKの連携が足を封じた。

三回裏、アカスポのピッチャー交代。
先頭3番古賀がライトへヒット!
4番河野が四球、ダブルスチールで二三塁とした後、5番夏原が相手の前進守備をぶち破るセンター前への2点タイムリーヒットを放つ!

この追加点は大きい。
欲しかった追加点が入った。
次の得点がどちらに入るかで戦況は大きく変わるところだった。
アカスポが流れを変えるためのピッチャー交代に打って出たがTKに流れが来た。
5ー0。


四回表、先頭打者にヒットを許すも後続を打ち取りこの回も0。

四回裏、アカスポのピッチャー交代。
2番加藤のツーベースヒットと4四球でたまらずピッチャー交代。
流れはもう変わらない。
ツーアウト後に代打で登場した6年生西村がセンターオーバーのタイムリーツーベースヒットを放ち試合を決めてくれた!

西村も最後のきぬかけ杯。
秋頃からバッティングのコツをつかみ幻のホームランとなるシングルヒットも記憶に新しい。
よく最後の試合で打ってくれた。
ナイスバッティング!

五回表、ショートゴロ、ショートゴロ、ピッチャーゴロで三者凡退。
10ー0。

実は三回ぐらいから野手の集中力が更に上がるのをベンチで感じていた。
二回三回は櫻井に、四回五回は細川に打球が集まる。
全てノーミスで難しい打球を簡単にアウトにしていく。

頭が冴え集中力が高まり的確な判断ができ、自由に体が動く状態。
フィールドにいるほとんどの選手が、試合の中盤から終盤にかけて、この状態に入っていた。
おそらく全員が「俺のところに飛んでこい!」と本気で思っていたと思う。

私は11年間TKドラゴンズを見てきたが、他のチームも含めてこういう精神状態で試合をしている子ども達を始めて見た。

こういうことが起こるんだと思った。

私が指導したチームではあるが、もはや私の指導力を超えたチームになっていた。


五回裏、0。

六回表、アカスポ一番打者に対してワンボールツーストライク。
ここでタイムをかけた。
この打者に打たれたくない気持ちが強く、三振に打ち取る配球の確認にマウンドに行ったのだが…
ふと今日は私何もしていないことに気付き、一回ぐらいマウンドに行っておこうと思ってしまったのだ。

マウンド上の加藤は「何しにくるん?」という顔。
「このバッター打ち取りたいやろ、三振取りに行くぞ。次の球は顔の高さ、その次アウトコース低めで仕留めろ。」
加藤と古賀にこれだけ言って帰ってきた。
で、その通り顔の高さに投げた球を無理矢理レフトに打たれてヒット💦
加藤は「打たれましたがなー」と言わんばかりの顔で私を見る。

「すまん!」「悪ぃ悪ぃ💦」
すぐに謝った。

私が完封の邪魔してどうするんや。
困ったなぁと思っていたら、池本が助けてくれました。
2番打者のレフトフライをキャッチするとファーストへレーザービーム炸裂!
河野のミットにズドンとつき刺さる!

登板するぞと言われながらも出番のなかったフラストレーションを晴らすかのようなえげつない送球でハーフウェイまで出ていたランナーを刺した!
ダブルプレー!
ひぇ〜!助かった。
この回も0。

六回裏、試合時間は残り5分。
5番夏原がヒットで出塁、ピンチランナーに田辺を送る。すかさず盗塁。
時間がなくなる。
主審が試合を止める寸前に杉本を代打に送った。
これで6年生は全て二回以上打席に立たせることができた。

ここで、予期せぬことが起こった。
ベンチ全員から壱太コール!
「いった!いった!いった!いった!」

涙が溢れてきた。
試合中に涙が出ることなど現役の時を含めても私の人生で一度もなかった。

間も無く優勝が決まる。杉本という6年生の最後の打席に、ベンチからの大声援。

涙が止まらなかった。

金城スコアラーもぐしゃぐしゃに泣いている。

杉本三振。
タイムオーバー。

優勝〜〜!

喜びが爆発する!
選手達がベンチを飛び出す!

夢に見た瞬間。
きぬかけ杯、夏冬連覇達成!

おめでとう!
おめでとう!
おめでとう!

皆さんへのお礼も言えてないですが、この続きはすぐにアップします。