「かどま市スポーツ
レクリエーションフェスティバル2023」
ステージイベントで行われた
〈T-VERSE〉ヒーローショー
【第2部】
「格闘戦士 T-KICKER/ティーキッカー」
レポートⅡ
「ロフィ様…!私は必ず…
ティーキッカーを倒して見せます!」
ロフィの声を聞いて狼狽える1号。
「一号、君は正面から打ち負かす事に
こだわりすぎなんだよ。
どんな手を使っても勝たないと
意味がない…残るのは結果だけなんだよ。
過程が大事とか言うのは無能の証さ。
結果を出せない奴が、
過程は頑張ったからと
自分を慰めているに過ぎない。
求められているのは結果だけなんだよ。
無能が唯一活躍できる場面は、
有能に使われた時だけだよ。」
しかし、無情な言葉のロフィ。
「なっ…」
絶句する1号。
「じゃあね。」
その声と共に、
ザーという衝撃音がして
ダークライダー1号のマスクに衝撃が走る。
「うわぁぁぁ!。」
頭を抑え苦しむダークライダー1号。
「マスクのチカラは返してもらったよ。
後は好きにしたまえ。」
1号、リュウジの近くに倒れ込む。
1号、リュウジを見ながら語りかける。
「俺をよく見ろ。
おまえもこうなる…逃げろ。」
言うと痛みでうずくまる1号。
しかし、1号の言葉が響いていないリュウジ、
放心状態で呟く。
「虎太郎が‥行っちまった。
2人で新しい世界を作ろうって、
居場所を作ろうって約束してたのに‥。」
それを聞いたリュウジに対する
ロフィの声がする。
「おっと、
もう1人の無能の教育がまだだったね。」
ティーキッカー、叫ぶ。
「やめろロフィ、出てこい!
コソコソと隠れてないで姿を見せろ!」
「姿を見せるとか何の意味があるんだい?
アナログ思考はいい加減やめて欲しいなあ。
君の前に現れるのは彼だ。
ダークライダー5号!」
ダークライダー5号が現れる。
「さてティーキッカー、5号を倒せるかな?
無言でティーキッカーに近付く5号。
警戒して構えるティーキッカー。
「おまえを倒してリリムス学園を支配する。
新しい世界を作り俺たちの居場所を作る。」
5号がティーキッカーに宣戦布告。
その声を聞いていたリュウジが驚く。
「その声は‥虎太郎!」
リュウジ、5号に走り寄り
「おまえ虎太郎だろ!ヤメロ!」
「どけ!」
しかし、聞く耳を持たない5号。
「俺だ!リュウジだ。分かんねえのかよ!」
「邪魔をするな!」
愕然とするリュウジ。
「洗脳されてる‥しかも強力に…。」
リュウジ、空を仰ぎ叫ぶ
「ロフィさん!あんたが
こいつをこんな風にしたのかよ!
ひどいよ、戻してくれよ!」
しかし、虚しく声だけが響く。
「ティーキッカー、処刑だ!」
5号がティーキッカーに吠える。
ギアボックスからヌンチャクを取り出した
ティーキッカー、ヌンチャクを構える。
「行くぞ、セカンドラウンドだ!」
ヌンチャクを放つティーキッカー。
だがリュウジの声が響く。
「ティーキッカーやめてくれ!
そいつは俺の弟分なんだ!
倒さないでくれ。」
「クッ!」
リュウジの悲痛な声を聞き、
ティーキッカーが攻撃の手を止める。
攻撃が出来ないティーキッカー。
5号の攻撃を受け止め、
その後の攻撃を何とか耐える。
リュウジが想いを話す、
「ティーキッカー、ネットやSNSの
情報を鵜呑みにした俺が馬鹿だった!
俺たちの事、誰も見てくれて無いと
思って反抗してた‥。頼む。
俺はどうなっても良いから
こいつの洗脳を解いてやってくれ!」
リュウジの想いを受け止めながら、
5号の攻撃に耐えていたティーキッカーだが
消耗していく。
5号の攻撃を受けてしまう。
倒れるティーキッカー。
「やめろ!虎太郎!」
それを見たリュウジ、
止めようと5号に向かって行く。
「うるさい!邪魔だ!」
しかし5号は、リュウジを突き飛ばし
攻撃を加えようと
武器を大きく振りかぶる。
その時、ダークライダー1号が
5号に体当たりする。
その勢いでバランスを崩した5号だが、
すぐに返す刀で1号に攻撃。
倒れ込む1号。
驚くリュウジとティーキッカー。
ダメージでふらつく1号、
「逃げろって言っただろ!」
リュウジに向かって言う。
リュウジ、言葉を絞り出す様に
「ゴメンなさい。
虎太郎を放っておけなかったんだ。
あいつは‥俺の大切な仲間なんだよ。
金の無いあいつは俺が作ったパスタを
美味しい、美味しいって食べてくれて、
俺の料理は最高だって褒めてくれた‥。
誰にも褒められた事の無い俺を
褒めてくれたのは、あいつだけなんだよ。」
それを聞いていた5号が頭を抑える。
「グッ、グワッ、グググ‥」
頭を押さえ苦しんでいる。
「脳がショートしているのか?
心とカラダが迷って戦っているようだ。」
5号を見たティーキッカーが呟く。
リュウジが1号に聞く。
「1号さん、何で俺を‥。」
「フン。短い間だったが、
おまえは俺の弟分だったからな‥。」
言うとヨロヨロと去っていく1号。
「1号さん!」
その背中に叫ぶリュウジ。
その背後からフラフラと5号が
頭を押さえながらリュウジに近寄る。
向かい合った5号に、
リュウジが泣きながら語る。
「虎太郎、俺達は…スポーツとかを
一緒にやってたらもっと
良い仲間になれたのかなあ‥。」
「ウォーッ!」
その言葉を振り払うようにリュウジに
武器を振り落とす5号。
攻撃を受けて倒れるリュウジ。
肩で息をして、パワーを取り戻す5号。
そして、ティーキッカーの方に振り返る。
ティーキッカーに近寄り
大きく武器を振りかぶる。
「処刑だ!」
叫ぶ5号。
ピンチのティーキッカー!
To be continued
■「かどま市スポーツ
レクリエーションフェスティバル2023」
・日時:2023年11月12日(日)
・場所:門真市民プラザ



















