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かこさとしのひみつ展

先日、今年の5月に92歳でご逝去された加古里子さんの展覧会「かこさとしのひみつ展」へ行ってきました。自宅に「だるまちゃん」シリーズや「かわ」など数冊所有しており、お気に入りの作家さんです。僕は絵が下手なんですが、高校生の時に、実は絵本作家になりたかったんです。以下、展覧会のキャプションより転載です。


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かこさとしから未来のだるまちゃんへ
かこさとしは88歳のとき、「もうお仕事を充分されたから、やめてもいいのではないか」と聞かれ、「いや、まだまだ」と答えました。その言葉のとおり、92歳まで未来に生きる子どもたちのために描き続けました。物事を正しく見分けられるように、たくましく生きていけるようにと願いをこめて、真剣に取り組みました。2014年に発表された『未来のだるまちゃんへ』では、作品にこめてきた想いをこのように語っています。
「この世界はどんなふうに出来ているのか、そして人々はそこでどうやって生きているのか。その理解を手助けするために、先に生まれて、失敗などしてきた先験者として僕なりにまとめた見取り図を手渡してやること。それこそが、僕が絵本を通して、子どもたちに伝えたいと思ってきたことでもあるのです。」
かこさとしの作品は、わたしたちに物語を読むおもしろさとともに、自然のきびしさや社会の成り立ちを伝え、そこで生きていくためのヒントを与えてくれました。作品から得た発見は、これからのあなたの人生を豊かにし、未来を切り開いていく力となるでしょう。
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だるまちゃんシリーズ最新2018年、だるまちゃんシリーズの最新作3作品が発表されました。『だるまちゃんとキジムナちゃん』は、戦時中に戦場となった沖縄の人々を思って作られました。沖縄の伝説の生き物・キジムナーをモデルにした「キジムナちゃん」がだるまちゃんと化け物ハブを退治するお話です。『だるまちゃんとはやたちゃん』と『だるまちゃんとかまどんちゃん』は、東日本大震災と福島原発事故で被災した方々へ向けたもので、どちらも東北に伝わるお話をヒントに作られました。「かまどんちゃん」は火事からみんなを助け、「はやたちゃん」は悪いことに対してはっきりと自分の意見を言います。この3作品からは、勇気をもって行動すれば何事も乗りこえることができるという、かこさとしのメッセージを読み取ることができます。
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生きるということは、本当は、喜びです。生きていくというのは、本当はとても、うんと面白いこと、楽しいことです。もう何も信じられないと打ちひしがれていたときに、僕は、それを子どもたちから教わりました。遊びの中でいきいきと命を充足させ、それぞれのやり方で伸びていこうとする。子どもたちの姿は、僕の生きる指針となり、生きる原動力となりました。それを頼みにして、僕は、ここまで歩いてきたのです。だから僕は、子どもたちには生きることをうんと喜んでほしい。この世界に対して目を見開いて、それをきちんと理解して面白がってほしい。そうしてまた次の世代の子どもたちに、よりよいかたちで手渡してほしい。どうか、どうか、同じ間違いを繰り返すことがないように。心から、そう願っています。(「未来のだるまちゃんへ」より)
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