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「妹とヨーグレットと私ー僕がヨーグレットに込める想いー」

僕はヨーグレットが好きです。
美味しいから大好きです。

そして、ありがとうヨーグレット!

僕にはヨーグレットに至極個人的なイメージのおまけが付いています。
ヨーグレットには病院のイメージがあります。
外壁が赤茶色の外観が特徴だった
「都立八王子小児病院」(名称が分からず調べました)です。
(残念ながら現在は閉院されてしまったようです。)

僕の妹は、小児喘息で小さい頃によくお医者さんにかかっていました。
夜中に発作を起こして入院することもしばしばありました。
僕も母親に連れられて一緒に病院に行くことがありました。

集中力のない僕は直ぐに飽きてしまい、じっとしていられませんでした。
そんな時に、売店でよくこの「ヨーグレット」を買ってもらいました。

病院の名前は全く覚えていませんでしたが、何度も何度も行ったことがあるので
途次の風景や、病院の外観、受付カウンターや待合ロビー
そしてヨーグレットを買ってもらった売店などの映像を
鮮明に思い浮かべることが出来ます。
1階の大まかなプラン(間取り)も思い出せます。
これが僕個人的に付いてくるヨーグレットのおまけです。

今年1月、そんな僕の妹に娘が出来ました。
そんなこんなで、僕も伯父さんになりました。
とても嬉しい出来事でした。

それまで妹にはあまりにも大きな不運がありました。
約2年前、出産予定日前日に胎盤剥離により胎児が亡くなってしまいました。
死産であることが確かなのに命がけで分娩した妹を思うと言葉になりません。

妹夫婦を襲った深い悲しみは、宇宙よりも大きく深いものだったことでしょう。
2人が背負い込んだ悲しみは、僕の想像を遙かに超えるもので
掛ける言葉が見つかりませんでした。

病室にお見舞いに行った時には、兄なのに情けないほどに
話す言葉も見つかりませんでした。
ただ妹夫婦と亡くなってしまった子供の数だけ
ヨーグレットをお見舞いに持って行くのが精一杯でした。

妹は小さい頃に、小児喘息で本当に死ぬほど頑張った。
あの時に頑張り抜けたから、きっとこれからも大丈夫だよ。
と、勝手にそんな想いを込めて持って行きました・・・

赤ちゃんを見送らなければならない時には泣きました。
あんなに自然に涙が出てしまったのは初めてです。
悲しいだとかいう感情よりも先に涙が出ました。

火葬の待ち時間に、お坊さんから有難い話を頂戴しました。
きっと参列した家族みんなが、その話に救われたことでしょう。
きっとこうした時に、仏様や神様が必要なのだろうと心底実感しました。

そして今年、無事に姪っ子が生まれた翌日に
ヨーグレットを3つ持ってお見舞いに行きました。
お見舞いを渡すと「あの時と一緒だ」と妹は覚えていました。

ごめんね、兄は社会性の欠如により、気が利かなくて。
でもね、僕なりにお守りになるように
「何でも大丈夫。きっと上手くいく」と念は込めておいたよ。

まだまだ癒えぬ傷もあると思いますが
あの時の抱えきれないほどの悲しみが
いつか妹夫婦の宝物になりますように。

生まれてきたこと、それだけで奇跡だと思う。

わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい。
今ではそんな気持ちでヨーグレットを食べています。

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