今回の御嶽山での捜索活動は本日17日、7名の行方不明者を残し撤退となってしまった。



9月27日に噴火して以降、今日までこの件に関わる仕事に就いてきたが、本日をもって一区切りを付けることにとても残念な気持ちでいます。
今回、御嶽山では主に上空からの山の活動状況を観測してきました。
上空から見る御嶽山は未だに活動が活発で、いくら上空にいるからといっても二次噴火の際は噴煙や噴石が飛んでくる可能性があり、またヘリの吸気口から火山灰を吸い込んだら墜落する危険性がある中での活動だったため緊張感が張り詰めていて、正直とても不安な気持ちでした。
それでも残された家族の方々のもとに不明者が送り届けられる手助けとなるのならと思い活動してきました。なぜなら御家族はもっと不安な気持ちでいただろうと思うからです。
しかしその思いを変えることができず、このような結果になってしまい、無念の一言に尽きます。
残り7名の行方不明者を捜し出せなかったという悔しい思い。これは僕だけではなく、この件に関わる全ての人が共通して思っていることでもあります。
とくに帰りを待っている家族の方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
最後まで捜し出せなかったという思い、度重なる悪天候による捜索の中断、自然の脅威.....

大自然の前に人間の力は無に等しいということを改めて身をもって経験しました。
それでもまだまだ他にやれる事があったのでは......という気持ちはいまでも自分の中で心残りになっています。
いつまでも暗い気持ちでいるのもよくないのはわかっていてもあまりにも無念すぎるのです。

もう一人の自分が「神様でもないのだから出来ることもあれば出来ないこともある」と自分を励ましてくれているのですがとても複雑な心境でいるのです......
東日本大震災と二度も同じ思いをするとは.......


それでも最後は色々な人たちからありがとうと感謝の言葉を頂くことができたのは嬉しかったです。そして無事に帰ってこられたのも色々な人たちから応援や励まし、天皇陛下からも激励の言葉なども頂き、多くの人たちからの支えがあったからこそでもあります。その事に関して深く感謝しなければならないと思っています。全てを納得したというわけではありませんが、再開は来年の春とのことなので、来年またこの件に関われるかはわかりませが関わったその時こそは‼︎
と心に強く誓った一日でした........

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