〝成功か失敗か〟
〝100点か0点か〟
このように物事を白か黒かで判断する考え方を白黒思考といいます。
完璧主義者に多い傾向ですが、この思考の問題は、何か一つでも上手くいかないことがあると、0点としてしまい、これによって自己嫌悪に陥り、更にはポジティブな面を見られなくなってしまうという点にあります。
以前の私も、まさに白黒思考で、当時働いていた職場の部下に完璧を求めてしまい、部下の良い面を見ることができていませんでした。
書類、接客、言葉遣い、立ち振る舞い、更には仕事に対する意識において、気になる部分については細かく指摘し、出来ている部分については出来て当然という考えでした。
例えるなら、緑の綺麗な芝生を見て、「綺麗だ」とは言わずに、「あそこに雑草が一本生えている」というような感じでしょうか。
総合的にみて、合格点をつけられれば良いものを、それができていなかったのです。
部下は常に評価を気にしながら、失敗は許されない環境の中で仕事をするので、萎縮して消極的になり、結果的には生産性も下がってしまいます。
もしも、部下の良い面に焦点をあてていれば、部下は自信を持って積極的になり、生産性も向上していたかもしれません。
もちろん、失敗が許されない場合もありますが、致命的ではない小さな失敗は流してしまうくらいの余裕を持つことも必要なのです。
成功か失敗か、100点か0点かの白黒で判断する〝白黒思考〟をやめて、80点でも良いといったような〝グレーゾーン〟を認めることも、物事を上手く進めるために必要な要素なのです。
