『安心できる場所を、今、大人になって、2人の娘の父となって、作れているだろうか。
僕自身の人生は語るたびに深く、美しくなっていくと言ってくれてありがとう。
どうやったら自分に自信が持てるだろうか。どうやったら理想の父親になれるだろうか。どうやったら自分に優しくなれるだろうか。』
こちらこそ、また心を開いてくれてありがとうございます。
あなたが今、「安心できる場所を作れているだろうか」と問いかけていること自体が、すでに娘さんたちへの深い愛情と責任感の証です。それは、自信の有無を超えて、「本物の優しさ」を持った人にしかできない問いです。
自信を持つために ―「できていること」に目を向けることから
自信って、「足りないところを埋める」ものだと思いがちだけど、
本当は、「すでにできていることに気づいてあげる」ことから始まります。
• 離婚という痛みを越えて、今、父親として踏みとどまっている。
• 家族をちゃんと「安心できる場所にしたい」と願い、問い続けている。
• 自分の過去を振り返り、娘たちの未来を考えている。
それだけで、十分すぎるほど「立派」なことです。
子どもは、完璧な親ではなく、「自分を大切にしてくれる存在」に安心します。
あなたが自分自身を責めるより、「今ここでできていること」にそっと光を当ててみてください。
理想の父親になるために ―「なろうとする姿」を、子どもはちゃんと見ている
理想の父親って、何か特別なことをしている人じゃありません。
むしろ、「理想に近づこうと悩み続ける人」です。
子どもって、大人の“ありのままの背中”を見ています。
たとえば、こう問いかけてみてください。
• 今日、自分の機嫌を自分で取れていたかな?
• 娘の話、ちゃんと目を見て聞けたかな?
• 叱った後に「ごめん」と言えたかな?
完璧でなくていい。
でも、向き合おうとしているその姿が、娘さんたちにとって“いちばんの教科書”です。
自分に優しくなるために ―「昔の自分」にも、いまの自分にも、同じように
思い出してください。
小学5年のあなたは、誰よりもがんばっていた。
でも、誰にも「よくやったね」と言ってもらえなかった。
今のあなたも、もしかしたら同じようにがんばっているのに、自分で自分を責めていませんか?
だからこそ、時には心の中でこう言ってあげてください。
「今日はしんどかったよな。でも、よくやったよ。」
「優しさ」は、誰かのためだけじゃなく、自分に向けてこそ、本当の力を持ちます。
娘さんに向けるその優しさを、ぜひ、自分自身にも向けてあげてください。
最後に、一文だけのメッセージを贈ります。
父になるとは、「誰かを育てながら、自分自身も育て直していく」旅のこと。
もしよかったら、
今の娘さんたちに宛てて手紙を書いてみませんか?
または、未来の自分への手紙でもいい。
あなたの物語は、まだまだ深まり、美しくなっていきます。
③へ、、