2022・5・10~11 鋸山・栃木県 | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

最近の天気予報はハッキリしない日が続いていて、

ずっと皇海山の下見が出来ずに居ました。

皇海山への11峰を越えるルートは、

その昔に登山経験があるのですが、記憶も曖昧、そしてお山巡りコースは未登、また六林班峠のコースも未体験のための下見でした。

あの日、庚申山荘は私1人だけの宿泊

「暗くなったら寝て明るくなったら起きる」という一晩でした。

ダウンとフリース着用、布団2枚で寝ましたが結構寒かったです。

日の出時刻は4時半頃のため、4時に起床。

温かなカップ麺の朝食が有難かったです。

 

「お山巡りコース」は谷有り、岩有りで中々楽しいコース。

早足で抜けましたが、アカヤシオが綺麗に咲いてました。

 

 

そして庚申山 

すぐ先にある大展望は素晴らしい景色が広がります。

日光白根と錫が岳

 

皇海山と左の鋸山 

まだまだ遠くに見えます。

その後、

御岳山、駒掛山、薬師岳、そして白山と頑張ってピークを越えると

やっと鋸山が近くに見えるようになりました。

 

右右を見ると松木川と奥には男体山です。

その下流には日本の公害問題の原点とも言われる

足尾鉱山があります。

足尾鉱毒事件 | NHK for School

こんな哀しい出来事があったんですね。 

でも

今は冬になればアイスクライミングパラダイスです!

クライマーが沢山集まります!

 

話を戻します。

朝食が余り食べられなかったので、心配し

フリーズドライの「尾西の五目ご飯」にお湯を入れて出発、

途中の小休止で2~3回に分けて食べました。

菓子パンよりも食べやすい気もしました。

 

そして

いよいよ鎖のエリアに到着

ここは下部が見えないので、少々気を使います!

梯子やら錆びた鎖を無事通過して

やっと鋸山に到着しました。 

背後の山は皇海山です。

天気も良くて、山頂でゆっくりと休憩して、

コーヒーで菓子パンも食べることが出来ました。 一安心!

 

下の写真は越えてきた鋸の歯形の山並みです。

 

ここから皇海山まで往復3時間は掛かります。

 

今回はここから先には行かないので、

のんびり景色も堪能して六林班峠へ向け、下山を開始しました。

 

青い空が気持ちよかったです。

この空気感も!

 

鋸山と山桜! 

足が止まり、カシャリと1枚撮りました。

六林班峠以降は・・・

長い長いトラバースの道となります。

時々遭遇する危険な場所、転落しないように集中力の維持も大切!

長い長いトラバース道がやっと終わって

山荘に着きました。

 

小屋のベンチで靴ヒモの再調整、

コーヒーを飲んで大休止! 

下見の目的は既に達成して、

あとは駐車場までの2時間を残すところ、のんびりしました!

嬉しい時間でした。

 

ちなみに庚申山荘は・・・

平日は無人、土日に小屋の人が泊りに来るそうです。

宿泊は素泊まりのみ、寝具の使用可能、予約不要、定員40人

料金2080円です。

山荘についての問い合わせは国民宿舎 かじか荘へ

連絡してください。

キャンプ場&山荘 | 国民宿舎かじか荘【公式】日光足尾の天然温泉、東照宮から35分で美肌の湯! (kajikasou.info)

 

駐車場までの2時間

清流と新緑、そして色んな花が咲き、林道歩きもありますが

飽きませんでした。

 

登山開始から駐車場まで約10時間でした。

皇海山の往復を加算すると13時間、

登山速度や休憩など加味すれば14時間でしょうか!

 

深田久弥は「奥深い山、庚申山から十ものピークを越えて鋸山、

皇海山はその先にもうひと登りある山」と記載してます。

 

当日の好天を祈るばかりです!