2019・1・12 岩櫃山(イワビツヤマ) | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

岩の山初級ルートということで設定したこの山は、

標高803mの低山です。

しかし、

山頂部の岩場には鎖も随所に設置が有り、

2~3年前には大きな事故も発生している山です。

 

見るからに危なそうな山ですね!

10台くらいは駐車できそうな駐車場、

公民館の綺麗なトイレも使わせて貰える

有難い登山ルートです。

 

静かな山里を歩き・・・

「こんにちは。」 と一声かけたりすると

「ちわ~す。」・・・と

農機具を手入れしていた方から返事が帰って来ました。

 

 

密岩登山口からは

一気に急登の道となり、

随所に転落してはいけない箇所もあり

岩稜へのアプローチ言えども注意が必要です。

この鎖を通過すれば、

広めのコル(ピークとピークの間にある低い個所)です。

 

そこで小休止と装備点検としている最中

こんなお客様がやって来ました。

いいえ、私達が山の住人にとってはお邪魔虫ですね。

 

今回参加された中には

岩系の山は初めて参加という A さんが居ます。

ヘルメットをかぶったりしていると、

緊張もグッと高まったりしている最中に

可愛い目と目が合ったりして、

A さんの緊張もグッと和らいだことと思います。

 

カモシカは、暫くこちらを見ていましたが、

早足で落ち葉の斜面を駆け上って行きました。

 

 

鎖の通過方法や登り下りを解説したりして

難関の「天狗の架け橋」や痩せ岩稜の鎖も登ると

展望の箇所があります。

里山らしい風景ですね!

写真にはありませんが、

遠くには焚火の煙もまっすぐ上に立ち上って居ました。

 

今日一番うれしいことは無風状態で、

大風だったらのんびり景色も楽しめませんね。

積雪も2日前に偵察に着たりして、

この時期の登山は色々と気を使うところです。

 

岩のトンネルをくぐって小さな鉄梯子を登れば

山頂の鎖です。

今回のメインイベントです。

やはり、

・鎖は可能な限り両手で持たない。

片方は岩を掴むとバランスが崩れにくいですね。

・足を動かす前に、必ず足を置く場所を決めてから動かしましょう。

特に下りでこの動作は重要になります。

そんな感じに一歩一歩登り山頂へ到着しました。

山頂は鎖で囲まれています。(安心です。)

先行者の方が昼食中でしたので、

早めに記念写真を撮りましょう。

榛名山や赤城山、浅間山や四阿山、

そして谷川連峰の白銀(最近使いませんね?)の峰々

360度の展望です。

 

そして移動して

展望が良くて、広い個所で昼食タイムです。

先ほどから鎖に取りついては戻ったりしているお二人、

最終的に登られたのでしょうか?

休憩した場所から見ると結構な傾斜ですね。

 

温かな飲み物でなくても十分な陽気

無風状態で本当に休憩時間的な時を過ごせました。

A さんも岩山の楽しさを感じているようで、

ニコニコ顔でお昼を味わっていたようです。

 

岩系の山では・・・

初めての体験が結構 後まで尾を引くことがあります。

最初に感じたコリゴリ感やヒヤヒヤ感により、

ずっと遠ざかってしまうことがよくあります。

そうすると・・・

「こんな楽しいこと10年前から始めていればよかった!」

・・・となる人も少なくないですね。

 

 

 

ゆっくりと味わった展望と昼食を終え、

最後に傾斜のゆるい鎖がありますが、

みな様は鎖の下りの要領をしっかり掴んで

右の足を動かす時には右肩から下を確認したりして

テンポ良く下ってました。

 

そして奇岩の間をすり抜け・・・

 

落葉の林の中を下り・・・

こんな林の中で小休止をした時

周辺の木々を見ていると

これからもっと、もっと寒さが厳しくなるのを知っていて

今はじっと待つだけなんだと思ったりもしました。

落葉後の林も良いですね~!

 

 

こんな奇岩の岩が連なって危険な山!

しかし

登山ルートを忠実に辿れば

1日楽しい岩山登り、鎖登りが楽しめます。

ps

いつも思いますが、

そんな山で木の根っこがあると本当に助かりますね!

 

今年の岩櫃山も天気も良くて

本当に楽しい1日でした。

ミニ妙義山と言われる岩櫃山

是非登ってやってください!

 

やっぱり

山って良いもんですよね~!

 

   (笑顔のBさんです。)

 

・・・・

登山・トレッキングのガイド「風」  (HPも宜しくお願いします。)
 

・・・
風」のガイドプラン ← (こちらも宜しくお願いします。)