赤城山・鍋割山 へ・・・ | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

6月5日 ガイド仕事で鍋割山へ行って来ました。 
いよいよ梅雨入りですね!

前日から天気を心配してました。
朝起きたら雨がポツリ・ポツリと・・・
ギリギリまで中止の連絡を出来ませんでした。
いよいよ連絡して、・・・・・ウ~ん!  

「・・・・それでは出掛けてみますか!」

姫百合駐車場登山口では・・・
「行けそうですね!準備体操しましょう。」

・・・と前置きが長くなりましたが、いざ出発~!

 鍋割山というと丹沢山塊に同じ名前の山がありますよね。有名ですね。小屋で美味しいおうどんを食べさせてくれるそうですね。
こっちの、赤城山の鍋割も親しみやすく、近隣の皆さんに日曜ハイク的に愛されている山です。
ちなみに、私が初めて登ったのもこの山でした。

整備された道をゆっくりと登ります。
前方に4人、後ろからは2人の方が追い付いて来ました。
「こんにちは、お先にどうぞ~。」
良いペースで登って行きます。・・・きっとトレーニングに来たのかもしれません。

檜の植樹帯を抜け
歩き出して15分ほどで・・・ツツジの花の「つつじロード」のような所がありました。
 
 「此処で上着など調整しますか?」 
「景色が変わりましたね。植林の林を抜けて、明るくななりました。」

道は平坦ながらゆっくりと登っています。
雨はなんとか大丈夫そうです。

涸れた沢の所では、大きな石がゴロゴロしています。
石の間を・・・す~とぬうように歩きます。
「この木の根っこを持ちましょう。」
「こっちも良いですね。」
大きな石が沢山あって、見ると大変そうな道も難なくクリアーです。
向こうから先ほどの2人の方が下山してきました。
「霧のため引き返しました。」
「今日は天気良くないですね。」

ゆっくりと、音をたてないように急な道を登ってきました。
すると、先方が明るく成って来ました。
 
 逸る気持ちを抑えて一歩一歩・・・

 
 到着しました。「荒山高原」です。

今日はだ~れも居ません。
案内板を見て、自分たちの居る場所や鍋割山の方向を確認してから小休止です。
「そうですね~3分の1くらい来ましたかね。」
「ここが頂上かと思った~。」
「まだまだですよ。向こうに見える、あの山の上です。」

頂上方向は霧の中です。少し風も有ります。
腰を降ろして休んでから、霧の中目指して進んでゆくことにしました。
まだまだツツジは楽しめます。
 
 この先は第2の急登の部分になります。
「この急な部分を過ぎれば、頂上と頂上を結ぶ稜線です。」
「快適な道です。」
         ・・・と踏ん張ります。
稜線近くになって段々と風も感じようになってきました。
「はい、ここから稜線です。両側は谷(実際は歩いて下れるほどの傾斜です。)です。」
山の形状も勉強しながら一行はテクテクと雲の中を歩いています。
少し登るとこんな名前のピーク。

またピークがあります。
山のピークや尾根、そして峠につけられた名前は当時を振り返るような・・・
楽しい雰囲気の名前が多いですね。
これが「一丁目頂上」とか「2番頂上」とかでは味気ないですよね。

 風は思ったより強くないです。
雨も降っていません。
なんとか行けそうです。


  
サラサドウダンツツジが丁度見頃でした。

なだらかな稜線歩きは快適です。

 
 こんな場所を何度も通過します。
そしてです。
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   ・
   ・
到着しました。
 
「 何とか到着した・・・というより楽勝でしたね。」
「ほんと、思っていたより楽でしたね。」
「私にも出来た。」
みなさん、記念写真をカシャリ、カシャリと撮っていると、雲が切れて来ました。
 
 下界が見えて来ました。
「これも晴れ女の@@さんのお蔭ですね。」
「うわ~  うれしい、初めてですよ。」
「関東平野の最北端が見えて来ました。こっちが前橋、こっちは桐生ですね。 富士山は向こうにいつも見えます。」
「うちからここ見えるんです、あの頂上に来たんですね。やった~!」

雲に隠れたり、パーっと一面が見えたりして、こんなことも幻想的で素敵な時間でした。
紙コップだったせいか、
沸かしたコーヒーはあっと言う間にぬるくなり、10分足らずの頂上でした。

 外で食べるお弁当は美味しいですね。
最近疎かに成ってました山飯ランチを・・・また研究します。
  


姫百合駐車場で、山桜は今実を付けています。
酸っぱくて美味しそう!
きっと、鳥に先を越されてしまいますね。
  
 
山はいつも違う顔を見せてくれます。
有難いです。

帰りの車中では・・・次の山の話をしながら帰って来ました。
頑張りましょう。

私も頑張ります。

 

コースタイム等は登り1時間半ほどの山ですので省略しました。