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蒼月の【Tokyoびより】

◆ Nil Satis Nisi Optimum ◆........................................~スポーツ・アート・日常... 様々な思いを綴っています~ 

今季のオランダリーグ・エールデヴィジの優勝はアヤックス・アムステルダム。




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一時は首位に離され中位に甘んじていた昨シーズン王者は、後半みごとな連勝でイッキに抜き去りゴールテープを駆け抜けた。

フランク・デブール監督はこれで、選手で2連覇、監督でも2連覇の快挙をを達成したという。



蒼月は「自国以外でどこかひとつ上げよ」と云われたら迷わずオランダを告げる。

なぜと言われても困る、好きなものは好きなのだ。

肌に合うといった方がいいか。

オランダと旧ユーゴスラビア圏のサッカーは蒼月にとって特別なサッカー。




アヤックスは今回で31回目の優勝で、歴代最多の記録。

記録なら数多あるので、まさに「オランダの王者」である。


アヤックスの血脈は、オランダ代表「オランエ」を通じ、ヨハン・クライフによって、現在の「バルセロナ王朝」に脈々と流れている。

トータリフットボールを体現してきたクライフを招き入れた時点で、バルサの誇るグラウンドをフルに使った豊富なパス交換と運動量のサッカー戦術が育ち始め、その栄華は約束されたものであったと言えると蒼月は思う。

独自のスタイルと合わせバルサの根底にあるものとは、実はアヤックスなのだと思っている。


ちなみにレアル・マドリーにこの血は当然入っていないわけで、両者の異なるリズムとカラーが相容れないことの原因は、このへんにあると思っている。

育成を大切に、同じ布陣・戦術眼で継続してチームを強化する姿勢は、アヤックスとバルセロナには共通し、レアル・マドリーの豊富な人材登用による“銀河系軍団”化には溝があってしかりなのである。



今、アヤックスはその優秀な育成機関「アヤックス・アカデミー」により産み出された選手達によって、1994-95チャンピオンズリーグ優勝以来の最盛期を迎えようとしていると言われているらしい。

当時の優勝メンバーであり、その後の98フランスワールドカップ主将であったのが、今日のフランク・デブール監督なのは言うまでもない。




今季も若きヨーデン(アヤックスの愛称・ユダヤ人の意)達が活躍した。




ベルギーの至宝エデン・アザール、ブラジルの至宝ネイマール、日本の至宝香川真司なら、クリスティアン・ダンネマン・エリクセンは、まさにデンマークが誇る至宝。

長身ながら足元のテクニックがしっかりとしていて、パスセンスが抜群で、自ら得点も獲りに行けるドリブルを持つ、4-2-3-1のトップ下にはまさに最適なポテンシャルを持っていると思う。

エールディヴィジ観戦家にはおなじみだが、あまりプレーを観たことがない方や、存在を知らなかった方は、是非そのプレーを観てほしい。

今夏の欧州選手権・ユーロ2012では、そのプレーが必ず日本でも注目されることになるはずだから。

20歳。








シーム・デ・ヨングはチームの得点力、決定力として活躍した。

先のユーロ2012に向けたオランダ代表第一次召集メンバーにも選ばれている。

簡単に言うと、ここぞの時に点を獲る点獲り屋。

インザーギとか、スキラッチ、ゲルト・ミュラーといったところか。

ドリブル、パスに秀でたわけでもそれほどないが、抜群のシュートセンスとゴール前への飛び出し、それと得点をコーディネイトする想像力に長けていると感じる。

23歳。







その他にも、いつもどこか長友と通じるイメージで攻撃陣の潤滑油である左サイドバックのアニータ、セルビア代表でゴーラ人というマイノリティ民族の側面を持つ、攻撃の切り札の一人ミラレム・スレイマニ、センターバックで今季限りで移籍する予定のフェルトンゲンと守備の要であったトビー・アルデルヴァイレルト。

これら23歳の若き選手とテオ・ヤンセン、エヨング・エノー、ドミトリ・ブリキンといった中堅・ベテランが上手く調和しているのが現在のアヤックスである。


ドルトムント同様、これらの戦力が出来る限り残ることになれば、来季のチャンピオンズリーグの活躍は期待していいのかもしれない。









三日月