フランスに足りなかったものは、「経験」と「勇気」だったかと思います。
この試合の前後半のフランスの入り方はやってはいけない入り方でした。
いわゆる「エンジンがすぐに3,4速に入らない」ことです。
ポテンシャルある選手たちが、立ち上がりから過剰に引いてしまい、前線からチャージをしなかったこと。
これに対してなでしこは、細かいパスワークで「来ないならポゼッションするぞ」という戦略できました。
フランスには前への推進力はあっても、バイタルから侵入するアイディアにも欠けました。
ここがただゴール方向に向かって打つだけのシュートに終始する羽目になったと思います。
後半も急いでゴール前に入れて、体格勝負にする。
でもそれは、なでしこが散々アメリカから味わってきたことで、危ない場面もありましたが、免疫があるぶん対応出来ました。
フランスにこういった舞台で冷静に、最初から自分たち本来のポゼッション・サッカーをする勇気があれば、展開は変わっていたかと思います。
逆になでしこには、その状況を冷静に受け止めて試合を進める、場慣れした経験がありました。
1点目の相手キーパーのファンブルによる点は、経験のなさの象徴と思います。
あんなに密集した中で、キャッチング出来ると思ったのでしょうか。
経験不足です。
後半2点目を決められたところから、当たり前ですが、フランスが出てくることになります。
あんなに前からプレスを掛けられるなら、なぜもっと早くやらなかったのでしょう。
監督からの指示なら、経験不足、選手達の判断なら、ワールドチャンピオンに向かっていく勇気が足りなかったのだと思います。
この試合、もう一つのなでしこへの追い風は「審判」の存在だったと思います。
2点目は、審判によっては澤のオフサイドを取っていたでしょう。
さらに、後半絶体絶命のPKの場面では、主審がやたらと「間」を置いたことが多分に影響したと思います。
待たされたことが、絶対にフランスのキッカーへ心理的負担を掛けたと思います。
気になったのは、フランスがあげた唯一の得点場面、サイドバックの鮫島が、不用意にタックルにいったことが、結果相手をフリーにして、ペナルティエリアに侵入させてしまいました。
女子のサッカーに共通することでもありますが、彼女は少し不用意にスライディングする傾向があります。
そこは決勝の舞台では、少し気を付けてもらいたいなあと感じました。
勝利監督インタビューで、佐々木監督が「ラッキーはありましたが、それはここまで頑張ってきた彼女たちへのご褒美でしょう。」ということを言っていましたが、蒼月もそう思います。
またしても、勝負の女神は、なでしこたちの頑張りに微笑んでくれました。
あとは決勝戦。
相手はアメリカ。
戦う気持ちが、もう一度なでしこにチャンスを与えてくれると思います。
アメリカにとっても昨年の雪辱を期すチャンス。
場所はサッカーの聖地ウェンブリー。
舞台は整いました。
最後まで、ファイトするなでしこを見せてくれたら、結果はもう十分です。
とても遠くにあったオリンピックのメダルが、銀メダルという色でまずは手に入ったのですから。
あとは、彼女たちの頑張りと、また日本中の思いの力で金色に変わったらいいなと思います。
しっかり応援するぞ


でもスポーツって、ホント、いいものですね

さあ!明けた今日は男子の番!
最後まで走り抜いて、頑張れ!ニッポン!

