香港歴史博物館に行ってきました。
学生なのでHK$5。安い!!!

香港のそれこそ古代の火山活動から中国への返還までを
振り返るように展示品がありまして、僕の主な目的は
日本占領時代の展示コーナーでした。

展示の主な要点は、
・日本占領時代、軍が軍紙幣を発行してHK$と交換させたが、
食料は配給制だったため、軍紙幣は役に立たず、飢餓が起きた。

・当時イギリスの占領地だった香港に常駐していたイギリス人、
その他の西欧人は捕虜となり、アジア各地に送られ強制労働を
させられた。

・日本の占領時代は国恥。終戦はすなわち香港にとって=The liberation(解放)

というもの。
古代から1997年の歴史の中を展示している資料館で、
1941年12月から1945年の8月までの4年間のために
わざわざコーナーが作られているわけですから、
日本占領期は香港史の中でも大きく位置づけられているという印象。

当然、それは「解放」ではなく「侵略」としての位置づけでした。


『何でも見てやろう』を書いた作家であり
平和活動家の故小田実氏は、太平洋戦争時に自身が空襲にあった経験から、
平和を希求する上で大切な事は、被害を「する側」からではなく、
被害を受ける側、つまり「される側」に立ってモノを見ることであると
著書『生きる術としての哲学』で述べています。

僕が香港に来て強く抱いたのは、こういった「する側」であった事を認め、
「される側」の立場に立つ事が全くできていなかった自分自身への羞恥心とも
言えるものでした。

香港に来るまで、日本軍が香港を占領した歴史があるなんて事を忘れてしまって
いました。香港やシンガポール、インドネシアに進駐した日本軍が、イギリス人や
オランダ人、フランス人を捕虜にし、過酷な強制労働をさせた事実があったことまで
知らなかったのです。その数にはそれぞれの調査国・機関でバラつきがあるものの、
少なくとも何十万もの捕虜に労働を強制させ、うち数万の人が亡くなったという事実を、
香港に来て初めて知ったのです。また、『猿の惑星』の監督が元日本軍捕虜のフランス人
であり、映画に描かれている猿は当時の日本軍をモチーフにしている(という説がある)
という事も知りませんでした。

今回一緒に博物館に行った香港人は日本語を勉強し始めて日本文化LOVEの
女の子なのですが、日本占領の事に関しては決して肯定的に受け止めていないですし、
「日本は昔ひどい事したよね。」みたいな事をボソリ。

安倍首相が教育における自虐史観の是正を謳っていますが、
たしかに日本人として確固たる歴史観を持つ事が大事だと思いますが、
他国からどのように評価されているかもしっかりと勉強しなくては
ならないと思います。
でなければ、日本が中国の反日教育を笑っていると同様に、
日本も世界中から笑われてしまうと僕は思います。


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