台湾との試合の後、FacebookやTwitterでお互いの健闘をたたえる言葉が
多く溢れているのを目にしました。

尖閣問題がヒートアップしつつあるだけあって、
日台の人々がスポーツを通してこれだけ交流ができるのは
スポーツの可能性であり、本当に素晴らしい事だと思います。

一方で、書き込みの中には、
「それに比べて韓国は......」
といった言葉も見受けられました。

僕自身、韓国人と日本人の間でどのような罵り合いが行われたのか
追っていません。

が、いずれにしても、そういったネガティブにヒートアップしてしまうのは
少数でしょう。

そんな事を言えば、台湾人だって試合後に
「釣魚島は誰のものだ?返せ。」のような書き込みをする輩もいたわけです。

僕はどうも、日本のネトウヨと申しましょうか、
台湾人は親日で韓国人が反日というレッテルを貼る者がキライでなりません。

台湾人にも、日本の事が大嫌いな人もいます。
韓国人にも、日本の事が大好きな人もいます。

自分の都合の良いメガネをその都度掛け替えて、
人を見るのは大変に卑怯だと思います。

東日本大震災時の台湾人の支援に注目がよく集まりますが、
外務省のコチラの資料を見れば、
政府レベルでの支援は韓国の方が手厚い。

「呼ばれなくても行くのが隣人だ」
と言っていち早く救助活動にかけつけてくれたのも韓国です。


それに関連して、
「日本が台湾占領時代にインフラ、医療の整備をしてくれたから、
今の発展がある。それを知っている台湾は親日だ。」
というロジックで香港も親日というネトウヨがたまにいますが、
そんな事はございません。

100歩譲って、そう考えている台湾人がいたとしても、
香港人にとっては日本占領時代はあくまで暗黒時代です。

それまで流通していた香港ドルを軍札に無理矢理交換させてため、
香港では当時飢餓が蔓延したと言います。

大量の西洋人を捕虜とし、強制労働させた記憶も
香港人には歴史的事実として継承されています。


台湾のケースを取り上げ、自分の都合の良いロジックで
臭いものにフタをする、少なからずいるそういった日本人は
本当に恥を知れ、と思うのです。

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