大学のグローバル化が叫ばれて久しいです。

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で/筑摩書房

¥1,890
Amazon.co.jp

こういった話を聞く度に、香港に来る前に読んだこの本を今でも
思い出します。

翻訳機関として発展してきた日本の大学。
母国語で学問ができるという事が当たり前だと思えるのは、
当時の偉人達が築いた礎があってこそです。

大学の役割が時代によって変わっていかざるを得ないのはわかります。
正しく翻訳する事を目指した英語学習が今の社会の要請に合わないのもわかります。

それでも、日本中の大学が右に倣うかのように
「グローバル化」「グローバル人材の育成」を
掲げてしまうのは何だか寂しいように思います。

学生を集めなければならない私立はまだしも、
公立の大学の中には

「我々は社会がグローバル化しようがしまいが、
日本語でとことん学問を深める事に務めます。
英会話とかTOEICとかどうでもいいです。」

みたいな国公立大学がでてくるべきだと思います。
僕が最も大好きなTED TALKがこちらなのですが

『Don't Insist on English』

英語ネイティブ圏の大学が世界のランキングの上位にくるなんて事は
悔しいけど当たり前の事で、日本の大学はフランスや中国の大学なんかと協力して
「いかに母国語を大切にした学問研究を行っているかランキング」みたいなのを
発表すれば良いと思います。ハーバードなんて論外です。
日本人として、これだけ母国語がはっきりしている国の人間として、
世界に貢献できるのは、そういったマイノリティ言語に
スポットライトを当てることではないでしょうか?

繰り返しますが、
・日本語で学問ができるという事の素晴らしさを引き継ぐ
・社会の流れから外れた普遍的価値を追求する大学
・つまりグローバルなんて事は無視して母国語での学問を深める

各大学が「グローバル○○学部」を新設して学生集めに躍起になる中で、
こういった差別化を図る大学が出てきて欲しいものです。


============================================
Hopewill Group

Hopewill Marketing & Service