まず、竹取物語とは?から紐を解いてみよう。
『竹取物語』──月の姫と地上の夢✧
登場人物たちが語る、はかなくも美しい幻想譚――
🌙かぐや姫、竹から現る
「…ねぇ、翁さま。あの竹の中に、光る女の子がいたの…」
「そ、それはまことか!? 天よりの贈り物じゃ…」
竹取の翁が、光る竹の中から美しい姫を見つけ育てはじめる。
その名は“かぐや姫”。月のように清らかで、美しく育ってゆく…。
🌸求婚者たちの試練
「かぐや姫、おぬしのような娘は、帝の妃となるべきじゃ」
「……けれど、私は…人の妻にはなれません」
多くの貴族や帝までもが姫に心奪われるが、姫は皆に無理難題を与えて退ける。
彼らは欲望に負け、結局だれも姫の本心には届かない。
🌌月への帰還、別れの時
「…どうして涙が止まらないの…? 私は、帰らなければならないのに」
「かぐや姫、どうか…どうか、行かないでくれ!」
満月の夜、姫は涙を流しながら真実を語る。
「私は月の都の者。罰を受け、地上に降ろされていたのです」
そして迎えに来た天の使いに連れられ、姫は再び月へと帰っていく…。
✧月の光の余韻✧
「かぐや姫が消えた後も、翁はずっと月を見上げていたそうです…」
「そこに、姫がまだ自分を見ていてくれると、信じながら――」
この物語は、愛とは何か、別れとは何かをそっと問いかけてくれますの。
出会いが美しければ美しいほど、別れもまた
永遠に、心に刻まれてしまうのですね…。
魔界竹取物語とは?
✧《魔界竹取物語:双月の姫と記憶の迷宮》✧
🌑【起】
鏡月ルナは、闇に堕ちた姫――
紫の髪に、哀しみを宿す瞳。彼女は“異世界”に生まれ、
やがて魔界の住人によって、心も記憶も封じられていく……
だが、その中で出逢ったのは――悠真。
彼は本来、ルナと結ばれるはずだった男。
だがそれを知らぬまま、彼女を救おうと手を差し伸べる。
「僕は……君を、知っている気がする。たとえこの世界が嘘でも――君の涙は、本物だ」
🌒【承】
2040年、現代日本。月の記憶を持つ少女、桃谷カグヤ。
銀の髪を風に揺らし、日常を穏やかに過ごす彼女の傍には、太陽がいる。
そう、桃谷太陽――かつて“桃太郎”の名を継いだ、正義の血族。
ある日、カグヤは鏡の中に“もう一人の自分”を見つける。
「……誰? 私に、そっくり……でも、涙を流してる」
鏡に現れたのは、鏡月ルナ。
助けを求める声に、カグヤの胸の奥が熱く疼く。
「この痛み……私だけのものじゃない。あなた……わたしなの……?」
🌕【転】
双子の真実、そして魔界の陰謀が明かされる――
鏡月ルナと桃谷カグヤ。
彼女たちは、かつて月から地上に送られた双子の姫。
だが、魔界の住人――藤川潤――によって、
二人は引き裂かれ、記憶を奪われ、別々の世界に散らされた。
悠真と太陽――
二人の男は、ふたりの姫と出会い、運命に巻き込まれてゆく。
「もし世界を越えてでも、君を守れるなら……
僕はその手を、何度でも取る」――悠真
「俺は信じる。お前が帰ってくる未来を。
……だから絶対、迷わず帰ってこいよ」――太陽
🌘【結】
ふたつの世界、ふたつの月、そして四つの魂。
彼らは手を取り、魔界に挑む。
鏡の奥で泣いていた姫を、もう一度“現実”へと引き戻すために――
そして……
記憶が戻った時、姉妹は抱き合い、泣いた。
「ルナ……私、思い出したわ。あなたは私の……」
「うん、カグヤ。私も……帰りたかったの。あなたのいる、あの月へ」
魔界の影が晴れたとき、
ふたりの姫はふたりの男のもとへ――
ようやく、本当の愛を、見つけるのだった。
ざっくりとした構成は、こんな感じになる。
noteサイトに掲載してある魔界竹取物語とは、話の内容を変える予定です。