父が脳梗塞で倒れてから入院していた救急病院から療養型の病院に転院しました。当初リハビリを目的とした病院を探しましたが、リハビリによる回復は見込めないからと療養型の病院に入るように勧められたのです。

先日僕もお見舞いに行って来たのですが、ここに行くと人生観が変わりますね。

重症な人しかいない病院。

命のあるかぎり、殆どの皆さんが寝たきりですが、この病院で過ごす。

そういう病院です。
他人のことを言えるほど己の仕事の進め方がうまいわけではないんですが、昨日隣の部署でのある社員が上司に作成した資料を説明しているのを聞いていて思わず口を出してしまいました。

その社員はかなりのベテランなのに、全体が全然見えていない状態で、細部での議論をしているんですよ。

でも、その仕事自体は大まかな方向性は決まっていて、彼の上司もその事を前提としての資料作成を指示しているんです。

仕事の方向性を見失うと単なる無駄な作業になり、それは空しいものです。
ある大手紳士服店で従業員に組合を脱退させるために、管理者が部下に『組合を辞めないとクビになる』と説得したことが違法行為だと問題になっている。

会社側は『法律に反する行為は行うなと指示をしていたのに、この管理者が部下を守りたい一心で、法律に反する発言をした』と説明しています。

会社側の説明を責任のがれと言う人もいるでしょうが、この話は、極めて実態に近いと思います。

ほとんどの企業がリストラを行う上で一番神経を使うのは、裁判にならないように、揉めないようにすることです。

たいていは面接する管理者に対して慎重に行うことを指示します。

しかし、実際に面接をする管理者は経営側でも人事担当でもなく、自分の職場の上司というのが一般的ですよね。

ここでは、よいにつけ悪いにつけ、上司の思い入れが介入してしまいます。

今回の上司も【組合の脱退】などはどうでもよい話で、自分の部下が会社から睨まれないように、一生懸命になっただけだと思います。