食を扱うものとして責任② | あるべき姿に

あるべき姿に

この地域で誇りを持って生きていくために!!

今日から10月です。今日の釜石はまさに秋晴れです。気持ち良いですよ!


さて昨日の続きですが、私は水産業の観点から感じた事を書かせて頂いておりますが、これは水産業にだけではなく食品業界全てに当てはまる事だと思います。


本題に入りますね。


当店では、お中元お歳暮で大切な方への贈り物や内祝い、誕生日などでのお使いもので、ご利用くださるお客様が多いです。


お中元お歳暮は日本独自の文化です。お世話になっている方へのお気遣いは日本の美徳だと思います。


私が携わっていて特に印象に残った贈り物がありました。沢山あるのですが、本日は2つの贈り物をご紹介致します。


まず一つは100歳の記念の贈り物でした。そんな記念すべき日に当店のホタテをご利用下さった事への感謝はもちろんですが、ふっとこのホタテがお客様のもとへ届いた時のご家庭の様子を想像してしまいました。


おそらく、息子さん、娘さん、お孫さん、もしかすると、ひ孫さんもいらっしゃるかもしれませんね。親族一同が集まり、みんなで100歳を祝う。



そして、そこに当店のホタテが主役の一品かは分かりませんが、大切な一品として食卓に並んだと思っております。


当店のホタテは泳ぐホタテですから、お孫さんなどは見ているだけも、驚いたりホタテって、泳ぐんだと新しい発見もあるかもしれません。


そんな事を想像するだけで幸せな気分になれますし、大切な日の贈り物にご利用下さったお客様に感謝致します。


そしてもう一つの印象に残る贈り物は、大切なご友人へのものでした。


そのご友人の方は病で、医師からも余命を宣告されていたそうです。


そして、食欲の無いご友人に何が食べたいかと尋ねたところ、美味しい海産物が食べたいとおっしゃったそうです。


それで当店のホタテ等をお届けさせて頂いたところ、美味しそうに食べてくださり、「これは本物だ。」と仰って下さったそうです。


本物となぜ感じて頂いたか。もちろん当店は品質には自信を持っております。しかし、私が想像するには、奥様が当店のホタテを心を込めて料理して下さったからだと思います。


当店の商品はそんな奥様のちょっとした手助けになったものだと思います。


この2つの贈り物、商品という「もの」だけではなく、お届け先様の方々のお陰で「こと」に繋げる事が出来ていると感じております。


食べて美味しいだけではなく、そこに携わる方によって、色々な感動を起こす事が出来ると実感しております。


本日は少し、題名からは離れたお話だったかもしれません。


次回の記事でまとめさせて頂きます。


食は全ての源です!







ホタテ屋復興までの道のり
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