ジャカルタのアジア大会が終了して話題になったこと。それは間違いなくeスポーツであろう。今回はサッカーを題材にした競技で、各国の代表が参加してサッカーで対戦する形になっている。世界中に競技人口が広がっているということもあるらしいし、東南アジアがITテクノロジーに興味や関心が高いこともあるように思われる。eスポーツが果たしてスポーツと言えるのかどうかは別として、sportに「娯楽、たのしみ」という意味があることを考えると、これも有りなのではないかと思ってしまう。
ただ、これが次のアジア大会から正式種目なるということには違和感を感じる。正式種目にする前に考えてほしいことがあるからである。それは障害者の種目との融合である。
スポーツもeスポーツも同じスポーツと考えるのであれば、なぜ障害のある方が行っているスポーツが分けられなければならないのか? ジャカルタのアジア大会を受けて、パラ大会は10月に開幕する。なぜ分けられなければならないのだろうか。アジア大会の競技の中にパラの種目が入るのはおかしいのだろうか。このことは以前から言われ続けている。会期が長くなってしまうこともある。ボランティアを集めることも大変になるかもしれない。しかし、同じスポーツであり、競技者であることに変わりはない。なのにeスポーツがアジア大会の正式競技になり、パラの大会は別の日程になることがどうしても理解できない。
陸上競技の日本選手権でも障害のある方の決勝レースが行われている。そのような形ですべてを含めた競技会になることを願っている。これはどこかが先陣を切ってやらなければ、まったく進まないことのように思われる。本当なら東京オリンピックでパラの種目を導入してほしかった。1964年の東京大会からパラリンピックが始まったとするなら、2020東京がまたひとつ概念を変える大会になれば良かったのだが、すでに東京パラリンピックの日程は決まっている。ならばアジア大会名古屋大会はどうだろうか。名古屋大会で一般の競技と障害のある方の競技が一体になって大会が進められる。夢のような大会になる。そう思う人は多いのではないだろうか。それが[sport]という大きな概念として考えられたら素晴らしいことのように思ってしまう。夢のことなのだろうか?