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かのっちのブログ

エッセイのように、散文のように

 ジャンプ競技を見ていた。

 スポーツには運というものも付きまとう。それが感動を呼ぶときもあれば、不運い襲われることもある。そんなことが起こらないように、主催者側は懸命の整備をするし、日程を考えることになる。

 北京冬季オリンピックの会場を見ていると、どう考えても無理やりコースや会場を造ったように思われる。アルペン競技のコースは両側がほとんど崖である。いつもの大会であれば、コースの両サイドに観客も見られ、間近で選手の滑りを見ることもできる。しかし、今回のコースはコロナ禍でなくても観客がコース近くで見ることはできないであろう。ジャンプ会場も同じで、標高の高いところにジャンプ台を造り、競技中はマイナス10℃を下回る状況での競技となった。

 それでもオリンピックを誘致することを第一に考えたことでの策であることは理解しよう。しかし、競技に時間帯である。冬季オリンピックは多くの種目が屋外の競技になる。刻々と変化する自然環境のなかで、いかにして選手全員が安定した状況で競技できるかを考えることが重要になる。基本的に主催者は安定した競技ができることを考えることになるであろうが、今回のジャンプ競技は夜の時間帯での試合になった。なぜ夜なのか。

 ジャンプ競技を見ていると、スタート位置がどんどん変わる、風の状況もどんどん変わる。それによって選手は待たされたり、その時間が長くなることもある。そして、順位を決めるスコアには、ゲートスコアがあったり、ウインドスコアなどが出て、本当に飛んだ距離と飛行得点での勝負にならないように思っていた。もちろん、自然環境の中での競技になるわけだから、多少の影響は致し方ない。それでも主催者は極力天気が安定した時間帯を設定するのが当然のように思われる。

 2月の上旬、標高の高さを考えると、自然環境が荒れる時期である。特に今年は、日本でも大雪の警報が何度も出ているという自然環境になってしまった。その中で選手ができるだけ公平な状況でジャンプできる時間帯はいつなのかを考えてもらいたかった。もしかするとジャンプは夜の競技と決めつけた考え方ではなかったのかと考えてしまう。

 スポーツには運が付き物でもある。しかし、できるだけ運に左右されないような状況を考えてほしいものだと、ジャンプ競技を見ていて感じてしまった。

 この標高の高さとマイナス10℃以下の天候が、高梨沙羅のルール違反にもつながったよにも思う。