東京株式市場で日経平均は4日続伸。米株高や最近の円安傾向に加え、欧州の財政懸念や中国引き締め懸念の後退で悪材料出尽くし感が広がった。あすに休場を控えて薄商いのなか様子見の雰囲気も出ていたが、機械、証券、鉄鋼などがしっかり。


 コマツは商いを膨らませ年初来高値を更新した。



 東証1部騰落数は値上がり1226銘柄に対し値下がり325銘柄、変わらずが110銘柄。東証1部の売買代金は1兆1445億円。



 日経平均は寄り付きにつけた日中高値を抜いて、後場に上値を伸ばす場面があった。アイルランドの金融支援で欧州の財政懸念が後退したほか、中国人民銀行による預金準備率の引き上げ決定を受けても中国株が堅調なスタートを切ったことを好感した。



 明和証券・シニアマーケットアナリストの矢野正義氏は、こうした悪材料の出尽くし感を背景に「日経平均は1万円台での足固めから、再度の上値期待感がある」との見方を示している。



 日経平均はすでに200日移動平均線を超えて1万円を回復したが、内需関連株が多いTOPIXは、まだ200日線を回復しておらず、「そこを抜けるかどうかが一つのポイント」(みずほ証券・エクイティ調査部・シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)との指摘も出ている。



 三浦氏は、TOPIXが200日線を回復しない場合は、今週の日経平均の上値は1万0200円前後にとどまるとみており、徐々に過熱感が強まるなかで、休場明けの24日頃に一つのピークをつける可能性があるという。一方で、「TOPIXが200日線を回復するならば、来週くらいにかけて日経平均は1万0500円付近を試すとみている」と予想している。



 個別では、コマツが堅調。円安や中国金融政策面での懸念後退を背景に、東証1部で売買代金第2位となった。「業績見通しに対する不安が後退している」(準大手証券情報担当者)という。


(ロイター)