ギャンブルして

借金して

不倫して

母を泣かせてて…


ずっと嫌いだった父について


はじめて

「ありがとう」って思えた。


父は不倫した。

母は泣き、そんな母を見て

俺と妹は父を全力で憎み無視をした。

何年も。


父と母が離婚するかどうか話しあいのとき

「子どもたちが20才になるまで、お金がかかるから、それまでは離婚しません」と母。


そして

サラリーマンの父は

家にいるときは誰とも話さず 

ひとり部屋にこもっていた。


寂しかったはず。


その間、俺と妹はお金については

何不自由もない生活は続けさせてもらえたし

大学も行かせてもらえた。


何の見返りもなく

むしろ、無視され嫌われても

お金を与えてくれてたんだ。


辛くなかったのだろうか?

奴隷のような気持ちにならなかったのだろうか?

寂しくなかったのだろうか?

逃げ出したかったのではないだろうか?

時に甘えたかったりもしただろう?


それが親の責任と思って耐えたのだろうか?


分からない。


でも、そういう人だったのだ。


寂しい、

って言えなくて

だから、

ホントはやりたくもない

不倫やギャンブルや借金で


寂しい気持ちを紛らせて。


とても不器用で

それでいて

実は愛が深い人。



それが父なのだ。


父を反面教師にして

父とは真逆の人生を求めてた俺が

なぜか父と同じ生き方をしようとしてる。


父は辛かったに違いない。

十字架背負って

我慢して遠慮して。


ありがとう。