西野未姫とは?
いいぞーいいぞー。ただいま、みきちゃん大ブレイク中。なんせ、AKB一の名伯楽のみぃちゃんと発信力のあるさっしーを味方につけたのが大きい。
そもそも、彼女の魅力はなんなのか?
一言で言えば、全身全力・天真爛漫(一言じゃないな)。
デビュー時はけして目立つ存在じゃなかった。唯一のPRポイントはAKBの中で最年少くらいだった(研究生時代)。
ただ、そのガムシャラさとレス(公演でファンに執拗に目を合わせてくる)の多さにヲタ達がノックアウトされていった。ただ、それは劇場内のだけのこと、一部の熱狂的AKBヲタしか知る由もなかった。
初めはポジションもよくなかったが、徐々にポジションがよくなりユニットセンターも任されるようになったのは、常に全身全力で一生懸命に公演に取り組んでいた(その時、ついたあだ名が次代の公演モンスター)。
2年前の研究生公演(ケンゴと行ったやつ、当時、こじまこもよく知らんかった)で俺もノックアウトされちった。
まだ、三銃士というくくりもなかったと思う。
そして、アッという間に幼い研究生モンスターは岡田奈々、小嶋真子と並ぶ研究生メンバーの顔となっていく。
センターを目指す研究生
そして、初めての生誕祭で彼女の野心ともとれる、純粋な夢じゃなく目標を知った。
当時、中学一年生でまだ幼さが残るデビューして間もない研究生が泣きじゃくりながら震え声で言った。「私はいつかはAKBのセンターになりたい」と...。
すでにAKBは日本のTOPアイドルに上り詰めていた。そこでセンター張るということは日本のTOPアイドルになるということだ。
当時(今でもそうだが)多くのメンバーが自らセンターを張るという宣言をすることはなかった。なぜなら、その頂が高すぎ、上にはキラ星のような選抜常連メンバーが君臨していて、自分がセンターになるという絵は描けなかったであろう。
そう、いち研究生がたとえ夢だとしてもそんなことを言う状況じゃなかったように思える。
DMMやネット等でそのことを知った数少ないヲタも彼女がセンターを目指すことに疑問を覚えたであろう。
ただ....。俺を含めた、その時、劇場にいたファンたちの多くが「もしかしたら、彼女なら目指せるかも...」と思ったはずだ。
レジェンド峯岸みなみとの出会い
みきちゃんにとって、彼女の人生を左右する出会いがここで起こる。そう、スキャンダルによって研究生に降格してきた初期メンである峯岸みなみとの出会いだ。
次代のAKBを引っ張るであろう13,14期(当時11期もいた)を中心とした研究生達は各々魅力的な個性を持ちながらも劇場という小さいキャパから外に発信することを苦手としていた。
つまりAKBヲタだけの話題となっていた。
みぃちゃんが来るまでの研究生による公演は初々しさ炸裂で楽しいのは楽しいのだが、グループをまとめる存在がいなかったのでしばし、ガチャガチャするだけで公演としての統一感がなかった。
特にMCが酷かった(笑)。年齢も幼いメンバーが多かったので、MC中にトークがヒートアップしすぎて悪口合戦や楽屋ネタに終始してしまい、会場がしらけてしまうというより凍りつく場面もあった(見ているこっちがハラハラしていた)。
みぃちゃんのMC力ばかり巷では話題になっているが、彼女の本領はその有無を言わせぬパフォの実力だ。
ちょっとでも目立とうとする研究生の集まりのパフォは全力で楽しいのだが、グループパフォとしての質を欠く。
そんな時、みぃちゃんは自らの圧倒的なパフォ力で周りを抑えてくれる。
研究生に降格当時は遠慮してた感があるが、徐々にグループをまとめるために色々と努力してグループ感がチームに出てきた。
2013年の夏に13,14期全員昇格と峯岸チーム4が発表される頃には48グループ中で「今、一番熱い公演」と呼ばれるようになったのはみぃちゃんの功績が大きい。
てんとうむchu
この頃には三銃士(こじまこ、なぁちゃん、みきちゃん)という名は48グループ内には轟いており推しも推されぬ次世代メンバーの中心として活躍を始める。
そして、2013のドームツアーでAKB史上初の研究生メンバーだけのユニットが結成される。
本店のAKBからは「こじまこ、なぁちゃん、みきちゃん」。支店のSKEからは「りょうは」NMBからは「なぎさ」HKTからは「める、みお」。
まさに、各支店の次世代を担うメンバーだ。
札幌ドームでユニット名が「てんとうむchu」と発表されたときには、正直、会場で「ズコッと」とひっくり返りそうになったけど...。みきちゃんにとってはセンターに向けての確実なる第一歩だと胸を躍らせた。
てんとうむchu大活躍
てんとうむchu結成後は、ご承知のとおり、みな次世代スター候補として活躍していく。一番大きかったのは深夜番組とはいえ、民放キー局で帯番組を持てたことだ。
一般大衆までの浸透はなかったが、AKBやアイドルファンにはみきちゃんの破天荒な全力アイドルとしてのキャラが浸透したはずだ。
ただ、ここから若干、みきちゃんは推されメンとしての苦しみを味わうこととなる。
一歩、抜け出せない状況が続く
2014年には総選挙もなんとかランクインすることができたが、その後が続かなかった。
AKB関連の番組では持ち前の天然リアクションで活躍することがあったが、ほかのてんとむchuメンバーに比べると見劣りした感が否めない。
三銃士のこじまこはAKBの選抜常連としてその位置を確保していき、なぁちゃんは演技力が評価され舞台等の抜擢が続く。
める、みおは「なこ・みく」の台頭もありながらHKTでの選抜位置は不動(みおはAKBの兼任となる)。
そして、総選挙でランクインしないながらもなぎさは推しも推されぬNMBのスター候補となりカップリングのセンターを務めたり、NMB選抜の常連となる。
一番、出遅れた感のあったりょうはSKEのシングルセンターを射止めるまでに成長した。
そう、この時期、正直、てんとうむchuメンバーの中で一歩抜け出せない状況に陥ってしまった。
みぃちゃんという存在
2014年の後半は握手会の列もかつての勢いがなくなってきた。ほかのメンバーの部数は増えていった。そして、初めて経験する下からの突き上げも感じたはずだ。
そう、15期のなーにゃ+みーおんの躍進だ。新しもの好きのファンは一斉に流れた。
この時期、握手会も精彩を欠く時期が多かった気がする(同時に列も減った)。
そして、グーグル+もみぃちゃんのところに泊まる報告ばかりが続く。
人気が出ると湧き出るのがアンチ諸君。みきちゃんの全力ダンスが一時期、批判の的なる。
みきちゃんは公にあまり悩みを吐露するタイプではないのだ。有料であるモバメあたりには弱音を吐きそうになるけど、あくまでも自身の半生で前向きなことが多い(これがスターとしての最大の素質)のがファンにとっては逆に心配になったものだ。
この様子をみぃちゃんなりに気にしてアドバイスしたであろう。これがみきちゃんにとって一大転機となったはずだ。
この時期は雑誌やTVで若手を紹介するとき、なにかとみきちゃんを取り上げてくれた。みぃちゃんを通すと「ただのお子ちゃま」から天性の天然リアクションキャラになる。
名伯楽、峯岸みなみ誕生
このころのみぃちゃんはキャプテンとなったことでプライベートなことだけじゃなく、リーダーとして先輩であるさっしーに色々とアドバイスを求めることが多くなることで、メンバーを育てる醍醐味を知っていった時期ではなかろうか?
そして、この超絶天然天才キャラのみきちゃんをこのまま埋もれされるわけにはいかない。いや、やり方によっては新たなAKBのセンターを作り出せるかもしれないと感じだはずだ。
正直、48グループを見渡して「人を育てる」ことができるメンバーは指原莉乃、ただ一人だった。
高みなを筆頭にリーダーとなる資質を持つメンバーは多数いるが、メンバーをプロデュースすることができる逸材はそうはいない。
初期メンとして、そして自己プロデュースにより、現在の位置を築き上げたメンバーであるみぃちゃんだからできること。
それはさっしーに続く名伯楽の道だと思う。
西野未姫の逆襲が始まる
ここ最近、みきちゃんの面白さやキャラを十二分に引き出す露出が多くなってきた。やっと時代が追いついてきた。あのさっしーが脅威に感じる存在にまで知られるようになってきた(個別握手券の売り上げも好調)。
いよいよ、峯岸みなみプロデュースによる「西野未姫の逆襲」が始まる。
今からでも遅くない、「西野未姫センターへの道」という物語に乗ってみないか?
まだ、彼女は15歳(今年の4月で16歳)。
高校卒業まで3年もあるのだ。この3年でAKB48のセンターにしてみませんか?