たった一人の異常者で崩壊しちまった、平和な楽園。 | AKB48 LIFE

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アイドルグループなしの人生なんて...退屈である。

本日、岩手県滝沢市:岩手産業文化センターアピオにて開催されましたAKB48 33rdシングル「ハート・エレキ」35thシングル「前しか向かねえ」の握手会会場にて、AKB48メンバー入山杏奈・川栄李奈、及び会場整理スタッフ1名が刃物を持ったファンに襲われ、手を負傷しました。

現状、入山・川栄・会場整理スタッフは病院で手当てを受けております。3人ともに命に別状はございません。

ファンの皆様にご心配おかけしましたことを深くお詫び申し上げます入山・川栄・スタッフの症状がわかり次第、改めてご報告させていただきます。

(株)AKS


というニュースが飛び込んできた。

残念、無念、、、、。なによりメンバーが心配でならない。そして、絶望的に悲しく、悔しく、、、、。虚しい。

外から見れば、危機管理体制が足りないとか、警備はどうなっていたんだ?とい言われるだろうが...。

暴力行為なんか起こさない
AKBファンには時たま、メンバーに暴言を吐いたり、スタッフに食ってかかる不届き者もいたようだが、暴力に訴える異常者はいなかった。

ネット等で様々な見るに堪えぬ書き込みがあったとしても、ファンは心のどこかで「暴力行為」を起こすことで、楽しい時間共有が全て水の泡に消えるということを理解していた。

狂った暴力行為が蔓延する現代社会において、AKBは奇跡ともいえる平和な楽園だった。

最高のマナーを持ったファンたち
AKBの握手会場やコンサート、劇場等へ足を運んだことがある人ならご理解いただけるが、AKBのファンのマナーは様々なコンサート、イベントを見てきたものにとって最高であった。

どんなに列が長くても、そして段取りが悪くても、あまり不平を言わず並び。スタッフ誘導や会場進行に、とても協力的な人が多かった。

そして、信じられないだろうが、いちファンが「美化委員」としてゴミ拾い等に積極的に協力していた。

ファンとの絶大な信頼関係の構築
特に握手会場などは迷惑をかける輩が少なかった。みんな自分勝手な行動をすれば、AKBに迷惑がかかるし、メンバーが悲しむと思っていた。

なにか不平や不満があれば、クレーム処理ではなく、運営側がそれをくみ取ろうと努力もしてくれる。

だから、ファンも個人的な文句ではなく、メンバーやAKB全体のためになるよう進言してきた。

本当に運営とファンとで作り上げてきたのが今のAKB48グループなのだ。

だから、今のように大きな会場で大人数が来ても、握手会全体が中止となる事件も起こらず開催されてきた。

世間にどういわれようとも、それが俺たちAKBファンの自慢だった。メンバーやスタッフも最大限に評価していてくれた。

タレントとファンがあんなにも間近で親密なコミュニケーション(一対一で直接握手)をするというイベントを行えてきたのも、ファンとメンバー、ファンと運営側に絶大な信頼関係があったからだと思う。

それが一瞬でぶっ壊れた。たった一人の異常者のために...。

あの楽園は戻らない
メンバーのことを考えれば、これからの握手会は持ち物検査等を厳しく行うだろう(いや行うべきだ)。

そして、メンバーも今まで通り、無防備では握手はしないだろう...。
「この中にあの時のような異常者がいるのでは?」と心の底で考えてしまうはずだ。

もしかしたら、握手会イベントのようなメンバーが危機に晒される確率の高いイベントは行わないかもしれない。

AKBのイベント(特に握手会)はそう考えると奇跡のようなイベントだったのかもしれない。ファンはけっして大好きなメンバーに危害なんか絶対に加えないという性善説に基づいた、最後の楽園だったのかも...。

信頼関係を築くのには途方のないほど長い時間がかかるのに、それを終わらせるは一瞬だ。

今回の事件は危機管理体制の構築とかどうのこうのという問題だけでなく、メンバーと運営側とファンとの信頼関係における根本的な問題になるであろう。

今はただ、怪我をしたあんにん、りっちゃん、そしてスタッフの心からの回復を願う。