AKB48グループにおいてパイオニアでありフラッグシップ。AKB48の看板チームは常にチームAでなければならない。
高みなからまりこさま、そして、その重いバトンを受け取ったゆいはん。
さぞかし、プレッシャーの毎日だったであろう。メンバー、ファンの誰もが認めるAKBイズムを背負いしメンバーゆえに表には出さない葛藤も多かっただろう。
終わりよければ全て良し。こんなにもメンバーやファンに惜しまれて、千秋楽を迎えるチームになろうとは(あまりにも若手メンバーが泣きすぎていて、こっちも泣きっぱなしの公演だった)。
メンバーの「心」の拠り所
次世代と呼ばれし若手メンバーが多く、横山チームAが誕生してからは中心メンバーがあまり揃わず、公演回数が少なかったはずだ。
きっと急激に仕事が増えた若手メンバーは戸惑いとプレッシャーの中でもがいてはずだし、差をつけられるメンバーは焦りもあったはずだ。
でも横山チームAというよりどころが彼女たちを救っていたのだろう。
私たちには「横山チームA」という心の拠り所があると。
ここには不器用だけど誰よりも頑張り、道を切り開いてきた横山由依というお手本がいて、話を聞いてくれる頼れるお姉さんである佐藤すみれや菊池あやか達がいる(そして、その全てを見守る高みな観音菩薩がいる)。
そのことが若い中高生メンバーにとってどれほど頼りになっただろうか。
頼れるお姉さんコンビ

デビューからすーちゃんやあやりんを知るファンにとってはまさか、この二人がこれほど頼れるお姉さんになるなんんて想像できただろうか?キャプテンのゆいはんを支えてくれたのはまさに、この二人だった(ゆいはんはことあるごとに、すーちゃんとあやりんがいることが助けられているとインタビュー等でも言っている)。
甘えん坊で妹気質のすーちゃんが、そして天然でおバカすぎるあやりんが。こんなにも若手メンバーに慕われるなんて。
その二人がSKEへ移籍し、卒業をする。本当に美しく、大人に成長したんだなと、今日の二人を観てつくづく思った。
そして、二人の選んだ最後のAKB劇場のでの曲は「てもでもの涙」だった。
こなにも切なく、そして心に染み入る「てもでもの涙」を久々に聞いた(儚く美し過ぎて泣けた)。ゆきりん&みかちぃ(ファンは完全体と呼ぶ)コンビに勝るとも劣らない出来栄えに感動。
次世代リーダーへの道を歩む
ゆいはんは確実に高みなの後を継ぐべき次世代リーダーへの道を歩んでいる。やはり、高みな、まりこ様、優子、そしてさや姉が全幅の信頼を置いているだけの器なんだな。
今回のチームキャプテンという役割がゆいはんを一回りも二回りを大きくした(相変わらずテンションあがるとキーが高くなり何を?言っているかよくわからんが)。
次のチームKでのキャプテンが楽しみだ。そういえば、違うチームでもキャプテンを任せられているのはゆいはんが始めてではないだろうか?それだけ、運営サイドもゆいはんには期待しているということか。
千秋楽公演を観ると「もう少し、このチームを観ていたかったなぁ」って毎回、思う。「はぁー早く新しいチーム公演始まらんかな」っていつもは思っているくせに。ほんと、ファンとは勝手なものだ。