峯岸チーム4にとって初めての劇場公演となった「手をつなぎながら」公演が千秋楽を迎えた。13,14期という研究生として同じ時間を過ごし、同じ時期に昇格し、互いに切磋琢磨しながら長い時間を過ごしたメンバーがこの公演を最後に一部ではあるがバラバラになる。
公演の初めから多くのメンバーが涙を流しながら、このメンバーによる最後の公演を噛みしめていた。
不遇と言われた13期、そしてゴリ推しと言われた三銃士とその他と言われ続けたかぶとむchuメンバーの3人。
研究生時代はみなイイ意味で個性がバラバラで、自分勝手な面も多々あり研究生公演時代はがむしゃらさは評価されていたが、あまりにもチーム意識が薄く、MCなんかは喧嘩腰になる場面もあり冷や冷やしながら公演を見てました。
峯岸みなみという最後のパズル
でも、降って湧いて現れた峯岸みなみという存在が全てをプラスに変えてくれた。みぃちゃんが降格当初はギコチないところも多々あったが、レジェンド1期ならではの指導で、メンバーは「公演はチームでやるもの」という意識が強まっていく。
みぃちゃんが来る以前の13,14期(当時は12期もいた)の研究生公演とそれ以降はまったく違う研究生公演になったとはずだ。
そして、昨年の夏の東京ドーム公演で、この13,14期が全員同時昇格でなおかつチーム4というくくりは旧チーム4ファンを中心に物議を醸しだしたが新たなAKBの未来が走り出した。
そして、峯岸みなみという最後のパズルが揃ったことで、なかなか目が出なかった若手新世代が頭角しだした。いや、支店チームに推され気味だった本店チームに新たな息吹を与え、本店たるAKB48に未来がある!と知らしめた。
俺たちの未来はココにある!
ここ2~3年、チームとしての話題は支店ばかりだった。SKEの熱さ、NMBの完成度、そしてHKTにおいては話題性。正直、AKB本店は個々の輝きは高いがチームとしての輝きは失いつつあった。
楽曲にもあるチームB推しのように本店でドコ?チーム推しと言えるファンは減少しつつあったと思う(本店はことあるごとに組閣しちまったからな)。
チームとしての公演を何よりも大事にするAKBにとって、それは致命的ともいえるほどマイナス要因だった。
その中でデビューから研究生、そして、はじめてのチームとして全員が純粋培養された久々の「俺たちのチーム」として登場したのが峯岸チーム4。
それゆえ、一時、AKBを離れていた「チーム推し好き」な、かつての熱いヲタがチーム4登場とともに戻ってきたし、AKB本来のチームを推す楽しさをしった新規ファンも増え、峯岸チーム4は現在のAKBにおいて最も推しがいのある熱いチームになったのでしょう(ゆえに、今のチーム4公演はどのチームより熱く愛に溢れた声援とMIXがあるので、現場がメッチャ楽しい)。
最強チームへの道
そして、今回は峯岸チーム4初めての組閣を体験し、メンバーは不安と動揺に新たな未来に期待を膨らませている。チームを離れるメンバーも残るメンバーもこの「初期・峯岸チーム4」出身であることに誇りを持ち、さらなる成長と夢に向かって邁進する。
かつて最強チームと呼ばれ、現在の各チームキャプテンを輩出し続ける「チームK」のように峯岸チーム4は伝説となる。
その伝説の第一章が昨日、終わった。新たな第二章に向って峯岸チーム4は走り出す。
