おはようございます!クラミーです!
安倍首相が、辞任発表されましたね。
7年間お疲れ様でした!
次から次へと問題が降りかかる中、何をしても叩かれる状態の中で国のトップとして勤め上げられ、本当にお疲れ様でした!
まだまだ、コロナウイルスの問題やアメリカ、中国の問題など問題山積みですが、
次期総理にも期待したいと思います。
では、今日のテーマですが、「OODAとは?」です。
目次
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1.OODA(ウーダ)とは
2.PDCAとの違い
3.OODAの3つのメリット
4.まとめ
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1.OODA(ウーダ)とは
OODA(ウーダ)とは、先の読めない状況で成果を出すための意思決定方法のフレームワークです。
OODAとは、上記の図のようにサイクルとなっており、「OODAサイクル」と呼ばれます。OODAはそれぞれの頭文字をとったものであり、
それぞれ、
O(Observe):観察する
O(Orient):方向付ける
D(Decide):意思決定する
A(Action):実行する
となります。
OODAループは、アメリカ合衆国の戦闘機操縦士であり、航空戦術家のジョン・ボイド氏が発明した意思決定方法です。ジョン・ボイド氏は、どんなに不利な状況からであっても、40秒あれば形勢を逆転できたということから「40秒ボイド」の異名を持っていました。ジョン・ボイド氏は、軍を引退した後に人間の意思決定に関する研究に没頭し、その研究の末に作り上げたのがOODAループです。
2.PDCAサイクルとの違い
次にPDCAサイクルとの違いをみていきます。
みなさんPDCAサイクルはご存知ですか?
よく会社で上司から「PDCAを回せ!!」などドヤされないですか?笑
PDCAサイクルは上の図のように、
P(Plan):計画する
D(Do):実行する
C(Check):評価する
A(Action):改善する
の四つの頭文字をとったものです。
PDCAサイクルはもともと、工場の生産性を高めるために作られたフレームワークです。つまり、工場での生産速度や生産効率といった「決められた工程をいかに低いコストで進め、高い生産性を発揮するか」という課題に対する改善を図るのに最適だとされています。ですから、PDCAサイクルは業務改善に最適なフレームワークですが、そもそも工程が明確になっていないものに対しては、あまり効果的ではないです。
一方、OODAループは、冒頭で述べたように意思決定をするためのフレームワークです。不明確で常に変化していく状況の中で、現状にあるものから最善の判断を下し、即座に行動を起こすことを目的としています。
なので、PDCAサイクルのような業務改善ではなく、起業や新規事業開発など、明確な工程のない課題に対して効果的なフレームワークがOODAループです。
3.OODAの3つのメリット
①環境変化に対して柔軟な対応ができる
現場のトップが、上位者の決定を待つのではなく、たえず行動を微修正しながら活動できるようになるので、突然の環境変化にも柔軟に対応できます。
②施策のスピードアップが図れる
現場のトップに意思決定が委ねられているので、行動のスピードが早くすぐ成果につながります。
③生産性が向上する
少数単位でとにかく実行によって成果をあげることができるので、 組織全体で「指示待ち」の時間が大幅に削減されます。ここが大きくPDCAサイクルとの違いになります。
4.まとめ
米軍の海兵隊では、業務、職種に関わらず、全メンバー共通の徹底的な基本訓練がなされています。 厳しい訓練によって「型」を体得し、得られた経験の共有を通じて隊員の行動原理が統一されているからこそ、戦場の混乱のなかでも迅速な判断や決断が可能になっていると思います。
いま一度組織の経営理念に立ち返りながら基本動作を見直してみるのも、激しい環境変化の中を生き抜くには大切なことかもしれません。
世界経済が不透明で先の見えない今の時代だからこそ、極限状態を生き残るための意思決定モデルであるOODAループを取り入れ、強い組織づくりに活かしていきましょう!
また、OODAループの考え方は組織だけでなく、個人の生産性を高めることも可能です。OODAループを身につけることで計画や目標を立てることに時間をかけず、状況に合わせてその場で考えられるようになります。また、意識して早く決断し、そのたびに行動を見直して改善していくことで物事が何倍も早く進むようになります。
個人の生産性を高めることで指示待ちや保守的な考え方の人間が減り、グループや企業単位の生産性も上がるようになります。
以上、「OODA(ウーダ)とは?」でした!