「一流の施術家」を目指して -2ページ目

 

どんな仕事でも、またどのスポーツの世界でも必ず「訓練」というのは必須なものだと思います。接客業の方なら接客の訓練、事務職の方なら事務処理の訓練、サッカー選手なら、当たり前ですが、サッカーの訓練。

 

 

整体も、施術ができるようになる。効果を出せる先生になるためには、必ず「訓練」をする必要があります。

その中で私が重要視していることの一つが「身体の使い方」の訓練です。

 

 

FIドライバーがどれだけ高性能なハイテクな車を手に入れても、その車を使いこなすだけのドライバー自身の器量がなければ意味がないのと一緒で、整体も、いくらすごいテクニックを教わったとしても、その技術を使いこなせるだけの身体でないと施術効果が出せないからです。

 

 

整体というのは何度もいうようですが、常識を超えるような奥深さを秘めていて、ただ筋肉を調整するといっても、扱う人によって効果はゼロ~100までのふり幅ができてしまいます。いや場合によってはゼロですらなくマイナスにさえなってしまうこともありうるのです。

 

 

その中で、安定した効果を出すためには、まず身体の使い方が「ある一定の基準以上できている」というのが大きなポイントになります。

 

 

身体の使い方は、大枠でいえば「相手の防御反応を極力減らすために、部分の力でなく、全身の力を使う」となるのですが、それは本来は一言で簡単にいえるものではなく、足部、脚、骨盤、胸郭、手部、頭部に至るまで、細かく使い方を訓練する必要があるものです。

 

 

これがなかなか整体学校などで教わるものではないので、この訓練をしないまま、または身体の使い方の訓練をする重要性を知らぬまま、「テクニックだけを追求する」という不幸を招いてしまうことにつながることが整体の業界ではまだまだ多いのだと思うのです。

 

 

私自身も訓練は当然しているものの、身体機能の向上に終わりがないのと同様に身体の使い方の向上にも終わりはないわけで、まだまだ訓練生だと思っていますが、ここで、まだ整体を知らない人にとっては、ずーっと訓練というとなんか萎えてしまう感覚があるかもしれません。

 

 

ですが、訓練していった先というものがあって、それが「自動化」というものになります。

 

 

例えば、最初脚と骨盤の位置が定まらず、押圧が安定しないとして、脚と骨盤の使い方を訓練するうちに、それが意識せずに、オートマ(自動)で位置が合うようになってくる。考えずに瞬時に正しく身体を使えるようになるのです。

 

 

このように、訓練によって適した動きを自動化できるというところが人間の能力の凄いところで、例えばサッカー選手も針の穴を通すようなコースにシュートを決めたりしていますが、あれも偶然ではなく、訓練によって実現した必然のものです。意識で狙っているというよりは、あれはほとんどオートマで動いた結果です。

訓練→自動化 を繰り返すことで、考えずに自然に行う行動が最適なものになるというスパイラルを作ることがでるということになります。

 

 

それが昔日本にたくさんいたといわれる本物の職人の姿であると思っていて、何気なく自然にやっていることが、実はものすごい精度でやっているという、自分が目指すところの形なんだと思います(^^)