「私の心臓はずっと動いているけれど、金子さんの心臓は3回休んでいるんですね」、3DCTの検査を待っている時に、同伴した看護士が言いました。
小1の時に盲腸手術で仮死状態になり、41歳と49歳の時の人工血管置換手術で心臓が止まりました。
看護師からそう言われた時、一瞬、意味が分かりませんでした。
小1の時は、手術後にタンが絡み、仮死状態になったそうです。
何回目かの人工呼吸で、やっと息を吹き返したと亡くなった母から聞きました。
「お前は一回死んだのだから、長生きをするよ」
41歳の時、急性大動脈解離で救急車で搬送され、緊急手術をしました。
いくつかの幸運が重なり、危険な状態だったそうですが、蘇りました。
そして去年、あらかじめ分かっていたとはいえ、難しい手術だと説明を受けて挑みました。
今まで、心臓が3回止まっているのですが、『休んだ』という発想は、したことがありませんでした。
時間が経つにつれて、可笑しくなりました。
みんなが走り続ける中、一人休んでいるオイラの姿が、頭に浮かびました。
「手術を見たことがあるんですが、止まっていた心臓が動き出す、先生はすごいと思います」
看護師がつぶやくように言いました。
そうですねよ、止まった心臓がまた動き出す、ある意味で普通じゃありません。
去年受けた手術は、本来ならば2回に分けて行ったほうが確実だと言われました。
でも、それでは身体への負担も大きいので、1回の開胸でできる方法を考えてくださいました。
ただし、もう一度手術になる可能性があるかもしれない、と言われていました。
オイラは、本当に運がいいと思います。
神様に感謝しています。
と同時に、まだやらなきゃいけない何かがあるのかな、とも思っています。
さて、ゴールデンウィークの最終日である今日、検査結果も良かったので、安心して息子と過ごします。
あいにく午後は雨ですが、明日からの再開に向けての準備ができます。
3回休んだ心臓と、長く付き合っていけるように心掛けます。
ありがとう!