

先日、埼玉県宅建協会の不動産無料相談会へ行ってきました。
一般のお客様、宅建業者が様々な問題やトラブルを相談してきます。
私は相談員としての講習も受け、資格を頂いております。
普段は普通の不動産屋ですが、県南支部の役員もやらせて頂いております。
県南支部でも不動産無料相談会を月に1回、行っています。正直言って、県南支部の相談会では殆ど相談事が有りません。県からは県南支部は相談が少なすぎるから何とかしろ!と言われています。
でも考えてみると、不動産に関するトラブルが少ないから相談が無いのであって、それを何とかしろと言うのはおかしい事だと思います。
さて県の相談会では本当にたくさんの相談が寄せられました。
正直言ってびっくりするくらいです。電話が鳴りっ放しです。
一番多いのはやはり賃貸物件の退去時における敷金精算トラブルです。
どこまでが借主負担で、どこまでが貸主負担なのか。
お互いの主張がぶつかり合っている感じです。
不動産業者からの相談も多く、至って初歩的な事柄の相談です。
えっ??なんでそんな事を聞いてくるの?宅建業法に明確に記載されてるでしょ?
そんな相談もありました。
とにかく、契約ごとに関して、今までの日本の風潮は曖昧にしすぎていたと感じます。
そのまま古き良き時代のままの感覚でいる方が多く、そんな中で権利を主張し始めてきました。
権利を主張する前に、義務を果たすのが当たり前なのですが、トラブルの多くは、その義務を果たさないからトラブルになっています。
権利は守らなければなりませんが、その前にもう一度、自分は義務を果たしているのか、良く考えてから権利を主張して下さい。
不動産業者、貸主、借主、全員が見直さなければならないと思います。


にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村