俺はギリギリゆとりの始まりの世代の人間だ。

小六くらいから土曜日は完全休み。

半日で終わってそのまま友達と遊べる土曜日の方が好きだった。

友達んちの兄貴の”ビデオ”をみんなで観るという素敵な土曜日の午後。

そんな栄光の日々は遠く過ぎ去ってしまったのさ。

今ではそんな簡単に満たされないわがまま野郎との格闘の日々。

歳を感じるぜ

多分その頃だろう。英語教育が見直され始めたのは。

国の言い分はこうである。『文法にばかり重点を置き過ぎて高校を卒業しても会話ができないアホな大人ばかり作りあげてしまった。これからは巨乳なネイティブスピーカーを授業に入れちゃったりして会話力をもっと伸ばそう！！』

この”文法じゃなくて会話力伸ばすそうぜ”って流れ今だに続いてるよね。

でもよく考えて観るとそれ始まったのって俺が中1の時くらいでしょ？

俺今２８。始まって15年くらい経ってんだぜ？

俺より若い世代のどれだけの人が英語喋れんの？

ほとんどいないっしょ正直。

このシステム完全に機能してないよね。

『文法なんて固くるしいし、会話に使われないからとりあえず喋れればいいでしょ』ってな感じの考えがはびこってる。

気持ちはわかりますよ。楽しく聞こえないよね。主語　動詞どーのこーのって。

でもな。

ズバっと行かせてもらうぜ。。。

天翔ける龍の閃き！！！！！！！

あれ？ししおまことには効いたのに。

　それはさておき、俺はカナダ人の友達がほとんどだし、職場は２０人くらいいて日本人俺一人だけど

文法無視して喋ってるネイティブなんていない。

中学、高校の学校で教えてくれてる文法や単語。基本のルールを守ってみんな話してる。だから受験英語も全然捨てたもんじゃない！英語圏に来たらそれが分かる。

おれは受験の時に文法を死ぬほどやったのでカナダに来てから語学学校へは一切行かず独学だ。

文法ってのは何百年って長さでその言葉を話す人々が作り上げて来た共通のルールなんだよ。正しく喋るにあたって文法の学習は避けては通れない道なのさ。

駒の動き方知らないで将棋できないでしょ？

いきなり桂馬　横に動かしたら『は？』ってなるでしょ。

基本とは英語でbasic。baseの派生語。土台とかいう意味。

何事も土台しっかりしてないと上に何積み上げたって不安定だよね。

ジェンガとって見ても下の方取ったら上の方取るよりも崩れやすいでしょ。

使えるフレーズ集なんて買ってやってても何年経っても付け焼き刃さ。本質で喋れるようになんてならねー。100パー言い切れるね。

だって『ちょっと話せる？』ってフレーズ取ってみても

Can I talk to you?

Can I chat with you?

you got a minute to chat?

may I have a word with you?

take 2 secs to talk, will you?

lemme chat to ya, you slut.

言い回しなんて無限にあるよね。

そんなかでせいぜい３個覚えても他の言い方わかんないし、言われても？？？でしょ。

でも文法の基本がしっかりしてたらそれのどれ言われても分かるし、自分から適切なフレーズ作って応用できるんだよ.。

もし無限にフレーズ覚えれる時間があるお猿さんはぜひその道に行ってらっしゃい。

でもそれは英語っていう森がどれだけの広さか知らないで、木を１本づつ見てんのと一緒なのさ。そんな怖いことないよね。だっていつまで経っても森の全体像把握できずにいるんだから。知らない表現に出会ったらてんぱる。

俺はカナダに来て十数年の、未だに英語を喋れない日本人をたくさん知っている。

英語圏にくれば喋るようになると思っていた人たちだ。

その人たちは未だに英語のルールを勉強しないでノリとデタラメ英語で乗り切っている。日本人コミュニティから出れない。英語の森をさまよっている。

まさにあの参考書の通りフォレ○トの中を。

英語を喋れるようになりたいと思っているそこの少年！

これがアラサーの俺から君に与えられる英語の本質のアドバイスだ

発音なんてあとにやったって遅くはないんだ！

文法をやりまくれ！それが金髪のねーちゃんをゲットする唯一の方法だ（tinderを除く）

そして森の茂みを抜けて不毛の楽園へとつっ走れ！！！

洋もの観てる人には分かるはず！では

ピース

バンクーバーダウンタウンにあるとある公園

英語の真髄