ナンダカンダ叫んだって、バラ色の人生。 -3ページ目
いやーー何て言うか。数多の方々が言っていたのはこういうことかと。
本当によくわからないけど、とにかく凄かった!し、圧倒された。
いろんな意味で。

最初にあのー、ぶっちゃけてしまうと、なんだろう、手放しで
良かった!!!素晴らしい!!!好き!!!!
……とはなれてない自分が居る。

のだけど

もう一度観に行きたいか?と問われれば、きっと迷いつつも
「うーーん、行っとこうかなー」と答えると思う。

映画館で観るのは好きだけど
基本なるべく家に居たいインドア&人混み苦手な私は
好きなものきっかけでしかなるべく遠出したくないし(これは映画に限らずだけど)
気に入っても、1回観たらあとはDVD買ってから存分に楽しみたいタイプで
わざわざもう一度映画館で、なんて滅多に思わないのに。


なんだこの気持ち??

わからない。

わざわざ出掛けて、お金を出して観た映画が良くわからなくて、面白くもなくて、全然好きじゃないし、むしろ若干つまらなくて(オイオイ)

なのに

なんだか楽しい…だなんてさ
変なの。変だよね?なんだこれ??
でも、わからないこの気持ちが、なんだかとても面白くて心地いい気がする。


あ、そうそう。
初めて観るから、もったいないよな、と今日はやらなかったけど

鑑賞中

目を瞑って、ただこの音を感じたい…
この、のみ込まれそうな水の音に身を委ねたい…

という衝動に何度も襲われた。
(決して睡魔に襲われた訳ではない。念のため 笑)


あと泳ぐシーンも美しくて。
カナヅチだから自由自在に泳ぎ回るって結構憧れてるんだよね。
絶対気持ちいいよ、あんな風にさ
空は機械に乗らないとどうしたって飛べないんだから
せめて水の中で飛ぶように、自由に泳ぎ回れたらなっていまだに思うし。
だから、泳いでいる時の音ってこんな感じなのかなーと疑似体験出来たのも得したな。

もちろん水だけじゃなく、すべての音がリアルで

特に学校のシーンでは
教室の机、鞄、靴、校庭の土、生徒達の声……
学校に通っていたときに幾度となく聞いた音、音、音……
懐かしの教室の匂いが一瞬鼻先を掠めたような……
これがノスタルジーというやつかと不思議な心地も…


……あれ??あんなに言ってたわりには読み返すとわりと気に入ってる感想になってるや。


あっ、でもこれだけは耐えられなかったことが……
虫、リアルすぎる!!!見た目も音も!!!しかもめっっちゃ出る!!!
いや、リアルなのは仕方ないよ?!でも、海の物語だからそんなっ
そんなに出るなんてさ
教えといてぇ~~?!(by次長課長)って心の中で叫んだよね…
何度も思わず顔背けましたもん…
あんなの出るって知ってたらキモうまハンター田中さんの録画ディスク見返して虫に耐性付けてから行きましたよ
うううむしむり…ほんと…


……っとまあ、脱線したけど…
きっと吾郎さんが声優してなかったら、スルーしていただろう作品だったから、出逢えて良かった。

だってよくわかんないしつまんな(まだ言うのかい)とか思ったのに今もなんだか気持ちが浮わついている。

自覚しきれていないだけで、本能にはガッツリ何かがささったのかもしれない。

吾郎さんに導かれて
またひとつ、何かを手に入れられた気がするよ。