突然だが、僕は「黒子のバスケ」読者である。
コミック・ジャンプ連載時と全部読んだ。アニメも毎週定時、とまではいかないが大体観てると思う。
本来僕は感受性がそんなに高くなく、何かに感動することもほぼない。
そんな僕だが、「黒子のバスケ」で唯一胸に響いたシーンがあった。
何度見ても感動するし脳に焼き付いている。
WC(ウィンターカップ)クォーターファイナル
陽泉高校 VS 誠凛高校
のラストだ。
ざっくり要約するとこんな感じだ。
大してバスケに興味がないのに才能に溢れまくってて高校トップの実力を持ち、尚且つ中学では負けなしだった紫原という選手がいる。
黒子のバスケを知らない人はYoutubeか何かでバスケのシャキール・オニール選手の活躍動画を見ていただきたい。単刀直入に言うならば、そのオニール選手が日本の高校の大会にフル出場している状況だ。大げさではなく、ほんとにこんな感じだ。
負けるのは嫌だから練習はするが、特に興味が無いために試合でも本気になったとしてもやる気全開にはならないし、負けそうになったら「もう無理だからオレ交代して。」という始末。
しかし、友人の涙を見て超やる気モードに。
でも負けた。
そして彼は言う。「ただでさえ興味無いのに、負けたら面白くもなんとも無い。バスケ部辞める。」
紫原、部活辞めるってよ。 状態だ。
しかし、友人は言う。「また来年頑張ろうな!」
「はぁ?辞めるって言ってんじゃん。どうでもいいよ。」と紫原。
友人は返す。「そうか・・。オレにはそうは見えないけどな。」
そこには大粒の涙を流す紫原がいた。
このやりとり、滅茶苦茶感動した。
普通に読んでも観ても感動した。
そして、考えさせられることがあった。
何かを極めるには「好き」という必要条件がある。
故に、「好き」だからといって「達人」になれるとは限らない。
しかし「達人」になるためには「好き」は欠かせないのだ。
あらゆる面で僕より秀でている人は世の中に星の数ほどいる。
各分野の達人たちは、きっと僕よりもそれが「好き」なんだと思う。
好きで好きでしょうがないから、もっと深く調べる。
好きで好きでしょうがないから、もっと修行する。
好きで好きでしょうがないから、とにかく時間を割くのだ。
だからか、好きなことを仕事にするって物凄い難しいことだと知った。
仕事って響きが何となく僕は嫌いだ。
色々なしがらみがついてまわるから。
そんな中でずっと好きなことをやり続けるって難しい。
共にする時間が長いほど、好きから遠ざかっていくんです。
ずっとやっている内に「面倒くさい」とか「やりたくない」とか、およそ好きなものに向けるとは思えない感情が芽生える。
僕にもそんな経験がる。
そんな中で、達人の域に踏み入るまでやり続ける人。
すなわち好きであり続ける人。
とてつもない精神力だ。
本人は辛いと思っているのだろうか?
苦になっていないのだろうか?
その気持ちはその人のみぞ知るから僕には分からない。
繰り返しだが、「達人」なのに「好き」と思っていない奴なんかいない。
僕は思考と音楽が大好きだ。改めて思う。
初心を忘れないように、好きであることを忘れずに進もう。
(好きであろうと努力するのは何か違うかもしれないけど・・)
そしていつか、達人の作品、マスターピースを産み出したい。
