高校時代。
「過酷なサッカーの練習」と「慣れない寮の生活」から
“とにかく逃げ出したい”と考えるようになり
高校を辞める決意を固めようとしていた頃。
僕宛に、ある小包が届きました。
精神的に病んでいたので
すっかり忘れていましたが
4月22日、その日は僕の誕生日でした。
小包を開けると…「林檎」と「手紙」が中に。
差出人は、父からでした。
手紙には、不器用ながら愛情が伝わる
父らしい言葉が並んでいました。
(私の状況を察していたのでしょう。
はじめての父からの手紙は
厳しくも、応援のメッセージでした)
随分、久しぶりに感じる
辛い、しんどい、苦しい、以外の感情に
涙がとまりませんでした。
その手紙の言葉と林檎の味は、
今でも鮮明に覚えています。
それから、寝る前には
毎晩、手紙を読み直しながら
「大丈夫。きっと、うまくいく」と
自分に言い聞かせ、眠りにつくのが習慣になりました。
その誕生日をきっかけに
「辛い、辛い、辛い、辛い、辛い」から
「辛い、辛い、辛い、辛い、楽しいかも」
「辛い、辛い、辛い、楽しい、楽しい」
「辛い、辛い、楽しい、楽しい、楽しい」と
徐々に、心も身体も強くなっていきました。
最終的には、無事3年間やり抜くことができ
高校最後の夏には、運良くインターハイで
全国3位という素晴らしい景色も見ることができました。
今、高校生活を振り返っても
大袈裟ではなく、父からの贈り物がなければ
きっと、あの時 逃げ出していたと思います。
恐らく、これまでの人生
父からは、人並みの愛情は注いで
育ててもらったと思います。
しかし、はじめて林檎と手紙のプレゼントを貰った僕は
「こんなにも愛されていたんだ」と
これまで、あまり見えなかった父との繋がりが
はっきりと見えるようになりました。
これが、僕の「忘れられない誕生日プレゼント」の
思い出です(とっても恥ずかしいです笑)
これは、とても個人的な話ですが
せっかく、giftに関わる仕事をするんだったら
「おしゃれ」だけじゃなくて
こんな部分も追求していきたいと思ったりしました。
【次回予告】
商品・サービスの『コンセプト』考えてみました。